Q,養生館では、なぜお昼に玄米おむすびを食べるのですか?
A,食べるといっても、量は多くありません。お茶碗半分くらいでしょうか。
それでも少食する理由は3つあります。
1つ目は、瞑想的に注意を集中して食べることで、食の感性を高め、帰宅後の食生活をより良いものとするためです。
2つ目は、空腹すぎても満腹すぎても深い瞑想や呼吸を妨げる恐れがあるからです。快適で安定した状態で、はじめて脳が休まり、代謝が上がっていきます。また静と動、瞑想と対になるウォーキングやヨガなどの運動を活発に行うためです。全身のエネルギーをダイナミックに動かすことで、その後、反転し急速に深い静けさが訪れてきます。
3つ目は、ここが一番重要で、無理して少食にしているのではなく、養生館でのプログラムを行う中で、煩雑な思考がやみ、特に大脳の活動が抑制されてくると、それまで無駄に浪費していた大量のエネルギーを必要としなくなり、おのずと少食へと傾いていきます。無理や我慢のない、むしろ快適なあり方だと実感されるでしょう。
以上の要素を鑑みて、養生断食という、最も効果的と思えるスタイルを考案しました。
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