こんにちは、養生館の深澤です。
サウナに行くと「ととのう」。
色んな所で、そんな言葉を見聞きするようになりました。
ととのうってどんな感覚なのか、
一体何を指すのか。
人それぞれいろんな表現方法があります。
僕自身は、ととのうと五感が研ぎ澄まされるような感覚になります。
見える景色がクリアになり、小さな音も拾うようになり、
体の感覚にも少しだけ敏感になります。
そして食べるものは、いつもの何倍も美味しい。
平凡な日常がとても輝いて見えようになる。
そんな雰囲気です。
これはサウナに限らず、日頃の養生と一緒で、
例えば自然の中の散歩、適度な空腹、
マインドフルネスなどを通して
五感が繊細になる感覚と似ています。
帰宅後にゲストの方から、
視界がクリアになった事や
日常の感じ方が変わったと
お聞きすることがありますが、
五感も関係しているのではないかなと思っています。
逆に不安な時には、
頭の中をめぐる思考にとらわれてしまって、
五感は閉じてしまい、
脳疲労が進むと味が感じられなくなったり、
不安なことをずっと頭で
リピートし続ける事になったりもします。
滞在中に行っている取り組みはすべて、
五感を復活させ、磨くことにつながっています。
結果として、脳疲労も解消し、
物事の感じ方が変わるので、
生き方や暮らし方まで変化する可能性を秘めています。
頭で無理して何かを変える必要はなく、
ととのう事で自分の在り方が変化し、
自然と色んな事も変わっていく。
養生館での日々が、
皆さんのそんなきっかけになれたらと思う今日この頃です。
最近のコメント