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断食中の頭痛について
断食したことがある人の中には、
断食中に頭痛が出て辛かった方がいると思います。
この頭痛、
実は断食だけでおこっているのではなく、
「カフェイン離脱」の症状のひとつです。
カフェイン離脱による頭痛は、
普段コーヒーをよく飲む人が、
急にやめた時に起こる症状です。
カフェインには、
脳の血管を収縮させる作用があるため、
突然やめると血管が広がり、
その影響で頭痛が発生しやすくなります。
カフェイン離脱の頭痛の特徴
毎日カフェインを摂取している方が、
カフェインを急にやめると、
24時間以内に頭痛が出ることがあります。
特に、1日目から2日目にかけて、
症状が強くなることが多いです。
頭全体がズーンと重く感じたり、
こめかみに圧迫感を感じることがよくあります。
偏頭痛のような鋭い痛みではなく、
じわじわと広がる感じです。
頭痛は通常1~2日ほどでおさまりますが、
長い人は3~4日続く人もいます。
カフェイン離脱頭痛の原因
カフェインは、体内で刺激剤として働き、
交感神経を活性化させて
目を覚まさせる効果があります。
日常的にカフェインを摂取していると、
脳がその刺激に慣れてしまい、
急にカフェインをやめると、
バランスを取り戻すまで時間がかかるため、
頭痛や他の離脱症状が出てしまうのです。
その他のカフェイン離脱症状
頭痛以外にも、カフェインを急にやめることで
次のような症状が現れることがあります:
疲れやすい
急にエネルギーがなくなったように感じ、
だるさを感じることがあります。
集中力の低下
頭がぼーっとして、物事に集中しにくくなることも。
カフェイン離脱の頭痛を防ぐために
徐々に減らす
カフェインの摂取を徐々に減らすことで、
離脱症状を和らげることができます。
断食やカフェイン断ちを考えている場合は、
1週間前から少しずつ量を減らし、
1日前には完全にやめるのが理想的です。
水分をしっかり摂る
水をたくさん飲むことで、
カフェインが体外に早く排出され、
症状が軽くなることがあります。
少量のカフェインを摂る
どうしても頭痛が耐えられない場合は、
少量の紅茶や緑茶など、
コーヒーよりカフェインの少ない飲み物を飲むと、
症状が和らぐことがあります。
緩和方法
頭痛がひどい場合は、
手持ちの鎮痛剤を使ってもいいですが、
自然に治るのを待つのが理想です。
首や肩のこりをほぐしたり、
適度な糖分や塩分を補給し、軽く散歩して、
循環がよくなると頭痛が早く治まることもあります。
断食中の頭痛対策
断食する前の準備食が大切です。
コーヒーを少しずつ減らし、
少なくとも前日、できれば2日前には、
カフェインが入っているものは取らないようにしましょう。
断食中の頭痛は、事前の準備でなくすことができます。
特に普段から頭痛もちで、毎日コーヒーを飲む方は、
事前のカフェイン対策、やってから断食しましょう。
日常から離れて、
心身をリセット。
断食リトリート「やすらぎの里」
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