やすらぎの里の大沢です。
2019年、NHK『ドキュメント72時間』の取材チームが、やすらぎの里に来ました。
72時間——3日間、カメラはここに居続けました。
スタッフが特別なことをするわけでも、ゲストが何かを演じるわけでもない。
ただ、いつも通りの時間が流れる。
その日常を、ありのままに映し出したいという番組でした。
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72時間、カメラはやすらぎの里に居続けた
NHK『ドキュメント72時間』は、ひとつの場所に3日間密着し、そこに集まる人々の人間模様を定点観測するドキュメンタリーです。
2013年から続く人気番組で、全国放送されています。
やすらぎの里を舞台にした回のタイトルは、「断食 空腹のむこうがわ」。
断食をしに来た人たちが、空腹の先に何を見つけるのか。
カメラはその72時間を、静かに追い続けました。
収録は2019年5月。伊豆高原の緑が深く、空気がやわらかな季節です。
朝のヨガ、森の散歩、温泉、スタッフとの会話
——やすらぎの里のいつもの時間が、そのまま映し出されています。
「空腹のむこうがわ」に何があったか
断食と聞くと、「つらいもの」「修行のようなもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、番組に映ったのはそういう光景ではありませんでした。
仕事に疲れてやってきた人。
体の不調を抱えた人。
人生の節目に自分を見つめ直しに来た人。
家族のことで悩んでいる人。
それぞれが、それぞれの理由でここに来て、空腹の時間を過ごしながら、何かに気づいていく。
断食は手段で、目的ではない。
「空腹のむこうがわ」にあるのは、体の変化だけでなく、その人自身の何かであることが多いのです。
番組はその「何か」を、押しつけがましくなく、静かに映し出していました。
放送を終えて、大沢が感じたこと
放送後、問い合わせが急増しました。
全国から、やすらぎの里を知らなかった方々が連絡をくださいました。
でも、それ以上に強く感じたのは別のことでした。
「こんなに多くの人が、こういう時間を必要としているんだ」ということ。
忙しい毎日の中で、どこかに逃げ場を探している。
観光でも消費でもなく、ただ静かにいられる場所を。
自分の体と向き合える時間を。
そういうものを、多くの人が心のどこかで求めている
——番組を通じて、それがはっきりと見えました。
「こういう場所が、求められている」
やすらぎの里が大切にしてきたのは、シンプルなことです。
清潔で心地よい施設で、安心して断食や食養生ができること。
自然の中の静かな環境で、自分の心と向き合えること。
疲れた人が、忙しい観光ではなく、ひとつのところにゆっくり滞在して、心と体をいたわれること。
創業以来、ずっとそれだけを続けてきました。
特別なことは何もしていません。
でも、NHKのカメラが72時間映し続けたのは、まさにその「シンプルなもの」でした。
飾らない日常の中に、やすらぎの里の本質があるということを、あの放送は教えてくれた気がしています。
やすらぎの里は、これからも
番組放送から数年が経った今も、「ドキュメント72時間を見て来ました」という方が、定期的にいらっしゃいます。
NHKオンデマンドでも視聴いただけますので、やすらぎの里が気になっている方は、ぜひ一度ご覧ください。
スタッフの説明や紹介ページよりも、あの72時間の映像が、やすらぎの里のことを正直に伝えてくれると思います。
これからも、みなさんがやすらぎを感じられる場を、ていねいに整えていきます。













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