稲毛です。
皆さんは生活習慣病というと高血圧、高脂血症、糖尿病がすぐに思い浮かぶと思います。
そしてこれら生活習慣病が血管性認知症のみならず,アルツハイマー病発症の危険因子と考えられているのはご存知でしたか?
認知症の発症状況では加齢が最大の危険因子ですが、その過半数を占めるようになったアルツハイマー病については生活習慣病の延長線上にあることが疫学調査で報告されています。
糖尿病患者では認知症になる確率は普通の人より3倍、高血圧の人は2倍と言われています。
九州大の福岡県久山町の調査結果から推定すれば、60才以上の人が生涯に認知症になる確率はなんと55%にもなるそうです。
近い将来認知症も生活習慣病と呼ばれるようになるのではないでしょうか。
なぜこのような話を持ち出したかといいますと、私事ですがアルツハイマー型認知症の母を5年間在宅介護しています。
一時期は父と母のダブル介護をしていた時期もありましたが、、、。
母は年に1度大病や怪我をする以外は手がかからなく穏やかでひょうきんなためデイサービスやショートステイの施設の皆さんからも評判がよかったのですが、その母が昨年の夏から突然変わってしまい私達家族は混乱しました。
年末には施設に預けられない日が続き私が仕事を休んで母をみていました。
母が寝ている間は時間があるのでネットで認知症について調べ、学んだことが多々ありました。
私の仕事と通じるところがあることと、運良く母の症状が改善されたので私達家族と同じように悩んでいる方の役に立てばと思い大沢先生の了解をもらって書いていくことにしました。
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