認知症の記事のまとめ

稲毛です
 
 母の場合抑肝散の効果はたまたまかも知れません。
アリセプトを減らすことが良いのか悪いのかも現時点ではわかりません。
ただ介護の負担が減って穏やかに母と接することができるようになったのは事実です。
もし、同じような症状でお困りの方がいたら遠慮せずに主治医に相談して下さい。
私たちのように聞く耳を持たない医師だったら別な病院を探してください。
認知症は解明されてない部分が多く、残念ながら専門医と呼ぶべき医師は意外と少なく本来その人に合った治療が受けられていない可能性もあります。

先日、厚生労働省は2025年には全国で認知症の患者が700万人を超えるとの推計値を発表しました。65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患する計算となります。
高齢者の認知症患者の数は2012年で約462万人と推計されており、約10年で1.5倍にも増える見通しです。
他人事とは言えなくなる時代がやってきます。
でも予防対策を実行していけばリスクは軽減されます。

①運動
40歳代の時点で運動をする習慣をもたず、体力が低下していると、60歳を過ぎてから脳の容積が減少し、認知機能も低下しやすいという調査結果を、米ボストン大学が米国心臓学会(AHA)の会議で発表しました。

40歳代に受けた運動テストで、体力のない人たちは、体力のある人たちに比べて、約20年後に大脳の容積が減少していることが分かり、記憶力や判断力をみる認知機能テストの成績も良くないことが判明しました。
「血圧の変動により高い負荷が加わると、脳の細い血管は損傷を受けやすいのです。血管のダメージは脳に構造的な変化をもたらし、認知機能にも影響します」からだそうです。
「60歳の時点で体力が低下していて、血圧値と脈拍数が上昇しやすい人は、さらに10年後に認知症を発症しやすい可能性がある」そうです。

②食生活の工夫
血糖値の異常は血管性認知症とアルツハイマー型認知症の両方のリスクを高めることや高血圧が血管性認知症のリスクを高めることも最近の研究でわかってきました。
さらに糖尿病がアルツハイマー型認知症の発症リスクを高め、重度のアルツハイマー患者の脳内のインスリンが健康の人よりも低いことも報告されています。
ご飯、パン、麺類に多く含まれる糖質には、血糖値を上げる作用があることはご存じだと思います。そこで食後の急激な血糖値の上昇を抑えるためには糖質制限食は効果的と思われます。

また、これまでは「脳のエネルギー源はブドウ糖」と考えられていましたが、体内にブドウ糖が不足してしまったとき、脳では肝臓で作られる「ケトン体」が利用されることがわかりました。
ココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸もまた、体内で分解されるとケトン体を合成するといわれています。
ココナッツオイルを毎日摂取することでアルツハイマー型認知症が劇的に改善した例もあるそうですので、中鎖脂肪酸の摂取も有効的だと考えられます。

運動も食生活の工夫も決して難しくはありませんし、敢て認知症の予防というより健康な体の維持の為には続けた方が良いことだと思います。

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