秋になって、日が短くなると、
少し物悲しい気持ちになることはありませんか。
東洋医学では、五行という考え方があって、
秋は肺の季節に当たり、
収斂するエネルギーがあり、
悲しみの感情が出やすい時期になっています。
春から夏にかけて、外へと広がっていた気が、
内に向かって、収斂されてくる。
そして冬の間、
内に蓄えられたエネルギーが、
春になると外へ出てくる。
そんな自然のエネルギーを上手に使うために、
秋は自分の内側を見つめるには、
とてもいい季節。
そう、この時期こそ、
瞑想を始め、深めるチャンスです。
そこで今日は、
やすらぎの里でやっている、
瞑想のやり方を紹介します。
「瞑想のやり方」
1、あぐらで座り、座る体勢を安定させる
2、手をももの上に乗せる
3、骨盤を起こして背筋を伸ばす
3、吐く息で肩の力を抜いて、自然で楽な呼吸にする
4、呼吸の動きを感じる
(鼻を通る空気の感覚か、呼吸に合わせて動くお腹の動き)
最初から長くやろうとせず、
3~5分くらいから始めるといいです。
時間はいつでもいいですが、
やる時間は決めた方が続きます。
僕は早起きなので、
朝の静かな時間にやるのが好きです。
「瞑想の3つのステップ」
1、呼吸の動きを感じる(集中)
2、呼吸から意識がずれて、考えていることに気づく(気づき)
3、今ここで、感じていることを穏やかに観察して、呼吸に戻る(観察)
瞑想というと、
無にならなければいけないと思っている人がいますが、
そう簡単に、無にはなれません。
やすらぎの里の瞑想では、
無になることを目的にはせず、
自分の呼吸に意識を向けて「今、ここ」で、
自分が何を感じているのかを観察します。
「瞑想を続けていると」
瞑想は心を上手に使うトレーニング。
筋トレと同じで、続けていると、
心の筋力がついてきて、
気持ちが安定し、集中力も高まってきます。
冬になると寒くて、
身体が冷えて集中できない方もいるので、
気候のいいこの時期に、
瞑想を始めてみませんか。
本は読んで、知識は知っているんだけど、
うまく実践できないという方。
養生館の静かな環境で、
温泉と瞑想三昧の滞在をしてみませんか。
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