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秋に心と体を整えるための知恵
1. 秋と心身の変化
夏の暑さも和らぎ、
だいぶ過ごしやすくなりましたね。
この季節は、東洋医学では、
夏に取り入れた「陽気」を体の中に蓄え、
自分の力として発揮する時期と考えられています。
この秋エネルギーを上手に活用できると、
春から夏にかけてやってきたことが、
実を結び結果として現れてきます。
柿の実が成長し、色づいて熟し、
美味しくなるように。
新しいことを始めるよりは、
「整理」と「仕上げ」の時期です。
むやみに新しいことに挑戦するのではなく、
これまでの積み重ねを活かし、
まとめて、整理し、仕上げてみましょう。
秋に運動会や文化祭が多いのは、
このエネルギーの影響かもしれません。
2. 秋の乾燥の影響
秋は乾燥が進む季節で、
東洋医学では「燥邪(そうじゃ)」という
乾燥による害が体に影響を与えるとされています。
特に「肺」が傷みやすい時期として知られ、
呼吸器や肌の乾燥に注意が必要です。
・喘息や気管支炎などの呼吸器疾患が悪化しやすくなります。
・皮膚や粘膜が乾燥し炎症を起こすと、
アレルギーも増えるので、
しっかりと潤いケアを行いましょう。
・「肺」を潤す食材は、れんこん、白ごま、豚肉、
梨、柿は、体に潤いを与えてくれます。
3. 秋に多い心の不調とその対策
秋になると、日照時間の減少や
気温の変化から気持ちが沈んだり、
寂しさや悲しみを感じやすくなります。
秋は、早寝早起きを心がけ、
朝日を浴びて、セロトニンの分泌を促し、
心を穏やかに保つことが大切です。
4. 季節の変わり目に出やすい不調
季節が変わり目は体調不良が起きやすい時期です。
例えば、「夏の不調は秋の初めに」、
「秋の不調は冬の初めに」現れることが多いので、
早めに対策を取りましょう。
夏に冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎたり、
冷房で体を冷やしすぎたりした影響で、
秋の初めにだるさや胃腸の不調を感じる方も多いです。
温かく消化の良い食事を摂ることが、
体調を整えるポイントです。
おすすめは具沢山のお味噌汁。
夜にキノコや根菜をたっぷり入れたお味噌汁で、
胃腸のケアもしていきましょう。
5. 感情のバランスを整える秋のセルフケア
秋にメンタルを整えるには「呼吸」が大切です。
意識して腹式呼吸をすることで、
心を落ち着かせることができます。
日々忙しい人ほど呼吸が浅くなりがちです。
仕事の合間にゆっくり息を吐いて、
肩の力を抜いて、肺の働きを整えてましょう。
日々の中で少しずつ意識を変えるだけで、
秋の美しい季節をより健やかに、
心穏やかに楽しむことができるでしょう。
自然の変化に寄り添いながら、
心身ともにバランスを整えて、
豊かな秋を過ごしましょう。
日常から離れて、
心身をリセット。
断食リトリート「やすらぎの里」
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