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〜やさしい夏の過ごし方〜
先日街中を歩いていたら、
いたるところでアイス片手に歩いている人の姿を見かけました。
意外なことに若者ではなく、
スーツを着たサラリーマンや、買い物帰りの主婦の方。
夏が来ると、
ひんやり冷たいアイスが恋しくなりますね。
ここ数年、猛暑の影響か「涼」を求めて、
アイスを手にする機会が増えている…。
そんな方も多いのではないでしょうか。
実際にアイスクリームの支出金額は、
2015年から2024年の10年間で141.1%と大きく伸長しています。
2025年も例年通りの暑さが続き、
アイスの売り上げは各地で増加傾向にあるといいます。
でも、ちょっと気をつけたいのが
「気づけば毎日、2〜3個食べている」という方。
「アイスを食べないと落ち着かない」
「今日もまた食べてしまった…」
そんなふうに感じているとしたら、
それは「アイス依存」のサインかもしれません。
なぜ、私たちはアイスに惹かれるのか?
アイスには、依存しやすい要素がいくつも含まれています。
まず一つ目は、強い甘さ
糖分を摂取すると、血糖値が急激に上がり、
それに伴って脳内ではドーパミンが分泌されます。
この「快感」の記憶が脳に刻まれることで、
お腹が空いていなくても、
また欲しくなってしまうのです。
二つ目は、温度による錯覚
冷たい食べ物は、甘さを感じにくいため、
実際には驚くほどの糖分が含まれていても気づきにくいです。
「そんなに甘くないと思ってたのに、
なぜかまた食べたくなる…」というのも、そのせい。
三つ目は、血糖値の急上昇と急降下
暑さによって食欲が落ちると、
食べられるものがさっぱりとした冷たいものに偏ります。
暑い時にも食べやすいアイスは
「血糖値が上がる → その後急激に下がる → また甘いものが欲しくなる」
というループにはまって、やめられなくなります。
夏バテの正体は「甘くて冷たい習慣」?
アイス依存のお話しとは少しずれますが…。
アイスなどの甘いものは、
体内でエネルギーとして使われる際に、
ビタミンB1という栄養素を多く消費します。
しかし、
ビタミンB1は汗とともに失われやすく、
夏は特に不足しがち。
結果として、
「糖はあるのに、エネルギーに変えられない」状態に陥り、
それが夏バテの原因にもなってしまうのです。
「食べているのにだるい」「眠気がとれない」「やる気が出ない」
そんな症状は、冷たく甘いものの“食べ過ぎサイン”かもしれません。
アイスをやめるのではなく、置き換える
「わかってはいるけれど、やめられないんです」
その気持ち、とてもよくわかります。
だからこそ、やすらぎの里では、
そんなみなさんへの提案を
「我慢」よりも「やさしい置き換え」にしています。
おすすめは、プレーンヨーグルト
ドライフルーツや無糖のフルーツソース、
旬の果物を添えると満足感もアップします。
ちなみに、僕の夕食後のデザートは、
プレーンヨーグルトにドライプルーンを入れたもの。
プルーンは鉄分も多いので、
貧血気味の女性にもおすすめです。
夏の果物も味方にしよう
スイカ、メロン、桃など、
水分とミネラルが豊富な果物は、
ほてった体を適度に冷やしてくれます。
そしてアイス好きさんに
最もおすすめなのは「バナナアイス」です。
バナナの皮をむいて
ラップに包み冷凍庫で凍らせるだけ。
簡単に濃厚バナナアイスへと変身します。
「週に1度のごほうび」で、もっとおいしく
毎日のように食べていたアイスも、
「週に1度だけ、本当に好きなものを、ゆっくり味わう」
そんなふうにルールを決めてみるのも一つの手です。
「我慢する」のではなく「楽しみにとっておく」。
心にも体にも余裕が生まれてストレスフリーでいられます。
やすらぎの里より
アイスは、悪者ではありません。
人は心や体が疲れているとき、
癒しをアイスなどの甘いものに求めてしまいます。
自分にとって本当に必要な
“冷たさ”や“甘さ”は何か、どれくらいの量か。
ときには、
体の声にも耳を傾けてあげてくださいね。
2025年の夏も、
からだとこころを「ととのえて」
軽やかに過ごせますように。
日常から離れて、心と体をととのえる。
やすらぎの里の詳しい資料は、
こちらでダウンロードできます ↓
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