やすらぎの里では食材はできるだけ、
むだなく皮や葉っぱまで使うようにしています。
しかし、使えない部分も正直あります。
例えば、大根や人参のへた、レタスの芯など。
それでも、捨てないでとっておきます。
なぜなら、もったいないから。
また、断食明けに出す、重湯。
これは、おかゆの上澄みですね。
だけど、重湯だけ出すので、おかゆの粒が残ってしまう。
もちろん、一粒だって捨てません。
そして、だしを取った残りの昆布。
断食中に飲むお吸い物に使うので、けっこう残ります。
もちろん捨てるわけありません。
作っている人を知っているから、
どんな苦労をして作っているか知っているから、
切れ端だって、捨てられません。
そんな、残った食材でなにかできないか?
もったいないという思いで、
知恵と経験をしぼり出して作ったのが、
“おかゆパン”です。
野菜の切れ端と、だしを取った後の昆布、
これらを細かく切って、おかゆの粒と一緒に、
圧力鍋で一時間くらい炊きます。
そこに小麦粉とレーズンを入れて、
一晩寝かせると、レーズンの酵母の働きで、
自然に醗酵してきます。
その生地をオーブンの天板にしいて、
上からゴマやクルミをふって焼くと、
しっとりして、ほのかに甘いパンができるのです。
普通なら捨ててしまうような、食材の残りから、
美味しくて、からだにもいい一品ができます。
おまけにごみにならないので、環境にも優しい。
本当にいいものは、すべてにいい。
やすらぎの里の隠れた人気メニューです。
「今日のやすらぎ」
毎週土曜日の朝食に出る“おかゆパン”
レシピを教えてといわれるのですが、
残りもので作っているので、勘がたより。
残念ながらレシピができないんですね。
この内容の日記か、フリーページを書こうと思っていました~。おかゆパン、美味しそうですね!どんな味なのか、ぜひ食べてみたいです♪
そんな材料でできているとは思いもしませんでした。
とってもおいしかったです!!
昆布が入っていたとは全然気づきませんでした~。
ちょっと感動です。
ヴィータちゃんさんへ
このパンを作っているおかげで、
野菜の切れ端も使い切ることができます。
美味しく食べてもらえて嬉しいです。
きっと野菜の切れ端も喜んでいると思います。
Sakura_sakuさんへ
野菜やお米のほのかな甘みがあって美味しいですよ。
毎回、微妙に味が違うのも楽しみです。
先先週、おかゆパンについてメールで質問したokadaです。
きっと、皆さんから質問されるのでしょうね。
素早い対応さすがです!
実際食べられなかったのは残念ですが、写真を見ることが出来で嬉しいです。
okadaさんへ
そうなんです。
よく教えてくださいと聞かれるのですが、
なにせ残りものから作っているので、レシピがないんですね。
今度は土曜日の朝食を食べれる日程で是非どうぞ。