先日に引続き、「自然と健康」に掲載された記事から、
今日は「断食で腸内を大掃除!」を紹介します。
私たちにとって食事は、命の糧という本来の目的とは別に、楽しみやコミニケーションの手段、さらにストレス解消であったりもします。
しかし、そうした場合、より刺激的なものを好んで食べてしまいがちです。
激辛やエスニックブームもそこからきているのかもしれません。
しかし、そういった刺激物を食べることによって、
からだの内側の皮膚である粘膜は傷ついてしまいます。
例えば、唐辛子を顔に塗ったとしたらどうでしょう。
ヒリヒリしますよね。
からだの内側でも、実は同じようなことが起こっています。
ただ、内臓には感覚がないので、気がついていないだけなのです。
断食をすると、食べ物だけではなく、調味料や香辛料も取らないので、
刺激を受けなくて済むわけです。
そすると、刺激がなくなるので、荒れた粘膜が再生しやすくなるのです。
例えば、口内炎になったときを考えてみてください。
刺激のある、味の濃いものや辛いものを食べ続けていると、
いつまでたっても治りません。
しかし、食べる量を控えるとすぐに治ってしまいます。
それと同じことなのです。
さらに、腸はカラッポになっても、動いているので、腸がしごかれて、
まるでアカスリのような効果が生まれてきます。
刺激物によってガサガサ、ボロボロになった粘膜が剥がれ落ちて、
たまっていた悪玉菌と一緒に排泄されます。
それらが、一度に大量に排泄されると黒いタール様の便、
いわゆる宿便となって出てくるわけです。
そして粘膜が新生して、きれいなピンク色になると、
からだの外にある皮膚もきれいになってきます。
断食明けに「肌がびっくりするくらいツルツルになった」という方が多いのですが、
これも腸がきれいになることが、肌もきれいにしていることのあらわれです。
このようなことも、腸の解毒といえるでしょう。
それからもうひとつ忘れていけないのが、断食をすると味覚がリセットされるということです。
食を断つことで、本来の味覚が戻ってきて、今まで刺激的な味を好んでいた人でも、
素材の味を生かした、あっさりした料理がおいしいと思えるようになってきます。
実際、断食後には食生活が大きく変わったという人がたくさんいます。
食生活が変わると、体質も少しずつ変わってきます。
要するに、断食をすると毒素が排出できるだけでなく、
その後に毒を溜め込みにくいからだになってくるというわけなのです。
「今日のやすらぎ」
トマトも大きくなってきました。
真っ赤に熟したトマトを冷やして、がぶっと丸ごと。
その日を楽しみに、畑で汗を流しています。
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