『 やすらぎ通信 』 新館への想い

『 やすらぎ通信 』 第559号 2015.8.12

~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~

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NHKの「ドキュメント72時間」で放送されました


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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。

暑い日が続きますね。

それでも伊豆高原は、立秋を過ぎたあたりから、
暑い中にも、ピークを越えたような気配があります。

たまに涼しい風が吹いたり、
日差しも心なしか少し傾いてきたような。

まだまだ、残暑も厳しそうですが、
人生、最後の2015年の夏です。

過ぎゆく夏を存分に味わいつくしましょう。

そうだ、明日は海に行って来ようっと。

海の向こうに入道雲が湧いている伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。

【目次】━━━━━

【1】新館への想い

【2】やすらぎのレシピ
「梅じゃこご飯」

【3】寄せ書きから

【4】編集後記

■ やすらぎの里の空き室状況はこちら

空き室状況

■ 高原館の空き室状況はこちら

空き室状況

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【1】新館への想い
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今日は、がっつり新館への想いを
語らせていただきます。

長いですから、
途中で眠らないように!

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やすらぎの里は今まで、
5年サイクルで新たな展開がありました。

僕が30歳のときに八ヶ岳で開業して、
5年間そこで営業しました。

八ヶ岳の施設は、
小さなところだったので、
3年くらいで手狭になり、
もう少し大きな施設を探していて、
5年後に、現在の本館がある、
伊豆高原の浮山温泉郷に移転になりました。

その本館も個室の予約が取りずらくなり、
5年後に、ゲストの方の声に答えて、
同じ伊豆高原で2店目となる、
高原館をオープンさせることになりました。

このとき僕は40歳、
まだ勢いで、
自分だけ先走っているところがありました。

物件が決まったら、
できるだけ早くオープンさせたいとの思いから、
スタッフのみんなや、かみさんにも、
だいぶ苦労をかけました。

ひらめきで動くタイプなので、
あまり細かい計画も立てずに、
その場で決めて、
どんどん変更していくというのは、
周りの人間からすると、
ついていくのが大変ですよね・・・。

特に、かみさんは、
とまどうスタッフをまとめて、
夜は僕と遅くまで話して。

子供も中学と小学生の高学年の
多感な年齢だったので、
心も体も休む暇もなかったと思います。

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そして、バタバタと準備が進み、
オープン予定の一週間前に、

かみさんが倒れて、
救急車で病院に担ぎ込まれて、
入院してしまいました。

命に別状はないものの、
脳の病気があったことが発覚。

そこから3か月半の
入院生活が始まりました。

かみさんは倒れても
オープンを止める訳にはいかないので、
実家の親に子供たちの面倒を見てもらって、
なんとかオープンすることが出来たという、
ほろ苦い思い出もあります。

みんなに助けられて、高原館も軌道に乗り、
かみさんの体調も波はありましたが、
すっかり元気になって、
今では倒れる前よりも、
丈夫そうですねとよく言われます。
(^^;)

しかし、このときの体験は、
楽天的な僕でも堪えました。

僕がこの仕事を無理に拡大したから、
かみさんやスタッフのみんなに無理をかけた。

だから、もう無理はしない、
大きくもしないと、
心の中で決めていたのです。

そんなことがあったので、
多くのゲストの方から、
もっと増やさないんですかというリクエストも、
「いいスタッフが増えたら考えてみます」と言って、
言葉を濁していました。

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高原館がオープンして、3年くらいは、
試行錯誤の連続でしたが、5年くらい経って、
スタッフもかみさんの体調も安定して来てました。

その辺りからかな~。
自分の中で、
諦め切れない思いが出始めたのは。

安定してくると、
何か始めたくなるのは、
創業者のよくあるパターンですね。

だけど、また始めたら、大変な思いをするし、
今度かみさんが倒れたら、
取り返しのつかないことになるかもしれない。

そんな思いが、
自分の中の情熱を抑えていました。

いくらやってもきりがないんだ。
今で満足できないんだったら、
どこまでいっても同じこと。

そうやって、自分の気持ちを抑えていると、
やる気も萎えてくる。

仕事は慣れているので、
無難に淡々とこなしていました。

だけど、本当には納得していない。

このままで、いいのか?

そんな迷いと葛藤の中で、
何年間かを過ごしてきました。

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それが、3か月くらい前に、
たまたま不動産の情報を見ていたら、
伊豆高原の桜並木にいい物件が出ていた。

そのときは、まだそこまで具体的には考えていなくて、
とりあえず、見せてもらおうかなという程度でした。

それが、案内をしてもらって、
物件を見たら、ひと目惚れです。

玄関から入ると、ロビーがあり、
その先が広いデッキになっていて、
そこから海と天城の山並みが見える、
素晴らしい場所でした。

もう5年位使われていなかったので、
周りは木々が茂り、草も伸び放題で、
たぶん普通の人が見たら、
えっ、ここ?って思うかもしれません。

しかし、今まで立ち上げた経験から、
これは素晴らしい施設になるって、
ビビッときたんです。

伸びすぎた木を切って、風通しを良くして、
いい気を巡らせれば、とっても気持ちのいい、
いるだけで気持ちがスッキリするような場になる。

その時、今まで抑えていた気持ちが、
急に動き出しました。

家に帰って、かみさんに話したら、
「やろうよ!チャンスだよ」って、
即答してくれた。

嬉しかったな~。

前のこともあるから、
嫌な顔されるかなって思ってたけど、
僕と同じくらい、積極的な答え。

そのとき分かったのです。

かみさんは、前に倒れた時に、
僕の力になれなかった、
迷惑をかけたって、
ずっと、思っていたんだって。

いつか僕が本気になった時には、
応援してあげたいって、
ずっと思ってくれていたんだと。

迷惑をかけちゃいけないって、
僕が勝手に思っていたことだったんだ。

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そうやって、自分の気持ちを抑えていた重しが取れたら、
どんどんいろんなアイディアが出てくる。

今、自分興味があること、
もし自分が行くんだったら、
こんなことをしたいということなど。

誰よりも自分がやりたいこと、
行きたいところを作る。

それがきっと、今の時代を生きる人達の
やすらぎの場になれると確信があります。

きっと、みんなに喜んでもらえる。
そんな根拠のない自信もある。

そう、最初に八ヶ岳で始めた時も、
八ヶ岳から伊豆に越してきたときも、
そんな根拠のない自信があったわ。

結局、心の底からやりたいって思えてるか、
本気になってるか、なんだと思う。

10年間、温めた思いをここで、
形にしていきます。

■ 本館・移転のお知らせ
https://y-sato.com/infomation-moving.html

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【2】やすらぎのレシピ
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調理スタッフの長澤です。

今日は、簡単に出来るご飯もの
「梅じゃこご飯」をご紹介します。

火を使わずに作れるので、
暑い時期にはぴったりのご飯です。

梅酢の酸味とじゃこの塩味が
食欲をそそってくれるので、
夏バテ対策にもいいですよ。

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「梅じゃこご飯」

●材料

5分づき米 1カップ
水     1カップ
日本酒   大さじ1
じゃこ   10g
梅酢    小さじ2

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●作り方

1.5分づき米を研ぎ、水を入れておく。

2.炊く前に、水を大さじ1を取り除き、
日本酒を大さじ1入れる。

3.炊飯器で炊き上げる。

4.炊き上がったご飯に、
じゃこと梅酢を入れ、
かき混ぜたら出来上がり!

こちらやすらぎの里では、
5分づき米を使っていますが、
お米は白米でも玄米でも大丈夫、
美味しく出来上がります。

お好みで、じゃこと梅酢の分量を
調節してお召し上がりください。

■ 体で覚える食養生

食養生

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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

その中の一部をご紹介させていただきます。

————–

やすらぎの里での一週間は、
自分の心と体に優しくなれた時間でした。

自然の中で過ごすこと、
ゆっくり食べること、
気持ちよく体を動かすことが、
とても気持ちよかったです。

先生、スタッフのみなさん、
ありがとうございました。
また、必ず来ます!

30代 女性

————–

初めての断食で不安もありましたが、
楽しく、美味しく過ごせました。

色々なプログラムがあり、
毎日飽きることなく過ごせ、
自然いっぱいの中で生活して、
とてもいいリフレッシュになりました。

スタッフのみなさん、
美味しい食事、きれいにお掃除、
本当にありがとうございました。

お家にいるように、
リラックスして過ごせました。

30代 女性

■ やすらぎの里の体験談

お客様の声・体験談

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【4】 編集後記
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新館の準備、ゆっくりと、
だけど着々と進んでいます。

今回は自分だけでがんばらない、
みんなと楽しみながらやっていく、
というのを自分のテーマにしています。

必死にやっていると、
必ず死ぬから、
深刻になってがんばらない。

今しかできないこと、
今の年になったからできることを、
楽しみながらやっています。

まあ、大きなマイホームを
作っていくようなものだから、
仕事で遊ばせてもらっているようなものです。

かみさんもお昼寝をかかさず、
マイペースでやっています。
( ̄▽ ̄)

■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/diary

2005 (C) Yasuraginosato

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