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やすらぎの里 通信  Vol, 60 【自分の体質を知ろう】

●目次

○自分の体質を知ろう
○やすらぎの台所から
「やすらぎのレシピ」
夏野菜のマリネ、とうもろこしのスープ、オクラとゆばのサラダ
○情報スクランブル
「プチ断食コースのお知らせ」
「プチ断食コースのスケジュール」
「ホームページがリニューアル!」
「ミニコンサートが好評でした」
○寄せ書きから


【 自分の体質を知ろう 】

「体質ってなに?」
よく体質っていいますが、一般的に使われている割には、
よくわからないで使っている人が多いんじゃないでしょうか。

これは、一般の人だけではなく、
西洋医学の分野でも体質というのは、
あまり考慮されていません。

分かりやすい例が薬を飲む量です。

体格のいい大柄な男性も小柄できゃしゃな女性も
青年も老人も大人なら基本的には同じ量の薬を投与されます。

これってなんか変だと思いません?

ところが東洋医学は、
その人の体質を治療の基本にしています。

この体質の見分け方、
これこそが東洋医学の一番大事なところです。

人はそれぞれ、顏かたちや性格が違うように、
体質も異なります。

ある人には効果がある方法でも、
違う人がやっても全く効果が見られないことはよくあります。

そんなに食べるわけではないのにすぐ太る人と、
好きなものを好きなだけ食べても、
まったく太らない人がいますよね。

自分の体質をよく分かっていないと、
せっかく努力しても、その方法が自分の体質に合わないものだったら、
身体にいいどころか、害になることさえあります。


「陰・陽」

東洋医学では、世の中のすべてのものを
その傾向から陰と陽に分けて考えます。

この陰と陽のバランスが、
保たれているのが理想の状態です。

どちらか片方だけが強すぎたり、
多過ぎる状態はあまり良くありません。

しかし、陰陽は固定されたものではなく、
季節の移り変わりに伴い、絶えず変化しています。

また、太極マークでも分かるように、
陽の中にも多少の陰が、陰の中にも多少の陽が含まれていて、
完全な陽や完全な陰はないと考えます。

このバランスの偏りから、その人の体質のタイプを見分けて、
バランスを取っていくのが東洋医学の治療の基本です。


「陰陽の分類表」

分類  空間 時間 季節 性別 温度  湿度 重さ 明暗 運動 虚実
陽   天  昼 春夏 男 熱 乾燥 軽い 明  昇 実
陰 地 夜 秋冬 女 寒 湿 重い 暗 降 虚

この分類表の中で特に、体質を見分けるときに参考になるのが、
熱と寒、乾燥と湿、昇と降、実と虚です。

熱と寒、乾燥と湿、昇と降というのは、
なんとなくイメージできるのではないでしょうか。

ただ、実と虚というのは東洋医学独特の概念ですので、
分かりづらいと思います。

実というのは、余分なものがからだにたまっている状態です。
逆に虚というのはからだに必要なものが不足している状態です。


「自分のタイプをチェックしてみよう」

それでは、具体的に自分のタイプを調べてみましょう。

該当するものが、3つ以上あればそのタイプ。
2つ以上で、そのタイプの傾向があるといえます。

両方に該当する場合は、数の多い方のタイプです。

「熱」
暑がり、夏が苦手、冷房が好き、冷たいものが好き、薄着、赤ら顔

「寒」
寒がり、冬が苦手、冷房が嫌い、温かいものが好き、厚着、青白い

「燥」
かさかさ、ぱさぱさ、顔色が悪い、分泌物が少ない、コロコロ便、貧血

「湿」
ぽっちゃり、しっとり、色白、むくみ、汗をかかない、
分泌物が多い、天気に左右される

「昇」
イライラ、のぼせ、赤ら顔、めまい、高血圧、便秘、落ち着きがない
「降」
落ち込みやすい、出不精、立ちくらみ、下痢、内臓下垂

「実」
声が大きい、おしゃべり、体力がある、高脂血症、不眠、せっかち

「虚」
疲れやすい、おとなしい、風邪を引きやすい、無理がきかない、胃腸病

チェックしてみたけど、ほとんど当てはまらなかったという人、
とてもすばらしい。
どちらにも偏りがなく、バランスが取れている状態です。

問題なのは、どちらにも該当する項目のある人です。

熱と寒、燥と湿、昇と降、実と虚、
どちらの症状もあるという方、これがやっかいなんです。

このような人は、からだの中に相反する状態が、
入り混じっているので、見立ても難しく、治療も時間がかかります。

この複雑なタイプが現代人には多いんです。

不規則な生活や、食生活の乱れ、ストレスなど、
不自然なライフスタイルが、からだを複雑にしているんでしょうね。


「タイプ別の対処法」

自分のタイプがわかったら、
その偏りを治すために以下のことの気をつけましょう。

「熱」
からだに熱がこもらせる、辛いもの、アルコール、油っこい物を控える。
逆に熱を取る、生野菜や野菜ジュース、青汁はおすすめ。

「寒」
からだを冷やす、冷たいものや生ものの取り過ぎに注意。
適度な運動で血液を全身にめぐらせる。
運動する時間がない人は、お風呂だけはしっかり入る。

「燥」
からだを滋養する黒い食品を多く取る。
例えば黒ゴマ、黒豆、レーズン、プルーンなど。
このタイプは、厳しい菜食は向きません。動物性の食品も適度に必要です。

「湿」
水をたくさん飲む健康法は合いません。
このタイプは、水分の取り過ぎに注意。
一日一度は汗をかくように、運動やストレッチをする。
できないときはお風呂に入って汗をしぼり出す。

「昇」
気持ちを静めるために、ヨーガや呼吸法を日課にしましょう。
気を下げるために、足つぼ、青竹踏みなど、足の刺激も効果的です。

「降」
朝の散歩や気功でからだを目覚めさせるのを日課にしましょう。
イメージトレーニングもおすすめです。

「実」
滞っているエネルギーを発散させるために運動しましょう。
運動する時間がないときは、お風呂で汗をかくように。
食べ過ぎたときは、プチ断食もおすすめです。

「虚」
エネルギーをしっかり補充するために、よく噛んで食べましょう。
呼吸法やお腹のマッサージも効果的です。
睡眠は特に大事です。
しっかり寝て、疲れを次の日に残さないようにしましょう。


「五行」

五行とは、自然界に存在するものを
5つのタイプに分けたものです。

その5つのタイプを象徴するエネルギーが、
木・火・土・金・水です。

この五行の中には、肝臓や腎臓などの臓器の働きや、
怒りや悲しみなどの感情も分類されています。

東洋医学では、4000年も前から、
感情がからだに与える影響に気がついていたんですね。

さらに、それぞれのタイプと関係の深い、季節や時間、方角までも
研究していたのですから、すごいですよね。

これは、心身医学を超えた、
「心身環境医学」と言えるんじゃないでしょうか。

さて、それではそれぞれのタイプを見ていきましょう。

「木のタイプ」
正義感が強く、まじめで理性的なタイプ。
きっちりしていないと気がすまないので、
ストレスや怒りをためやすい。
スポーツでストレスを発散したり、
気分転換をしてストレスを溜め込まないように注意。

肝・春・東・朝・青・怒・爪・筋・目

「火のタイプ」

いつも元気で、リーダーシップを取るタイプ。
無理がきくだけに働きすぎて眠れなくなったり、
心臓や脳血管など大きな病気になりやすい。
ヨーガや呼吸法などをして、気持ちを静めるようにしましょう。

心・夏・南・昼・赤・喜・脈・面・舌

「土のタイプ」
優しくて、人の気持ちを察することができるタイプ。
ちょっとしたことで思い煩う傾向があり、
胃腸の働きを崩しやすい。
飲みすぎ、食べ過ぎに気をつける。
湿気の多い、梅雨時に体調を崩しやすいので、
その時期には、特に注意する。

脾・季節の変わり目(土用)・黄色・思・肉・口・唇

「金のタイプ」
心の奥に悲しみと憂いを秘めていて、
周囲に左右されないクールなタイプ。
過労が続くと呼吸器や皮膚に問題が出やすい。
乾燥する時期には、過度な運動や過労に注意する。

肺・秋・西・夕・白・悲・肌・鼻

「水のタイプ」

どんなことにも慎重で、堅実なタイプ。
代謝が悪く、顔色がうす黒く、冷えやむくみ、神経痛になりやすい。
夜更かしや睡眠不足、冷えに注意する。

腎・冬・北・夜・黒・驚・骨・髪・耳・腰

自分はどのタイプかわかりましたか?
やすらぎの里では、自分の体質を知る、
東洋医学講座を始めました。


【 やすらぎの台所から 】

○夏野菜のマリネ

カラフルな夏野菜で作る手軽な一品です。
油を使わないので、ダイエット中の方にもおすすめです。

「材料」 4人前

モロッコいんげん4本、とうもろこし1/2本、ナス1本、
ピーマン(赤、黄、緑)各1/2個、アスパラ4本

「漬け汁」

(出し汁:5 醤油:1 みりん:1)4:ポン酢1

「作り方」

1、モロッコいんげん、とうもろこし、アスパラは湯通しする。
2、材料に小麦粉をまぶし、余分な粉はたたいて落とす。
3、テフロンのフライパンで軽く焦げ目がつくまで焼き、
バットに広げて冷ます。
4、材料に漬け汁をからめて盛りつける。

————————————–

○とうもろこしのスープ

とうもろこしの芯から出しをとって作るスープは、
とうもろこしのうま味を十分引き出します。

「材料」4人前

とうもろこし2本、玉ねぎ1/2個、オクラ2本、
出し汁600cc、塩こしょう少々

「作り方」

1、とうもろこしは15分蒸して身をけずり取る。
2、玉ねぎをスライスして、とうもろこしの芯と一緒に出し汁で
30分ことこと煮る。
3、出し汁から芯を取りだし、とうもろこしの身を入れて
ミキサーでどろどろにする。
4、鍋に入れて塩こしょうで味を調える。
5、オクラを塩ゆでしたものを輪切りにして、
盛り付けたスープに盛ります。

————————————–

○オクラとゆばのサラダ 

オクラとゆばの独特の食感が、夏らしい一品です。
オクラのぬるぬる成分は、夏バテにも効果があります。

「材料」4人分

オクラ1パック、湯葉1枚

「合わせ調味料」

割り醤油 出し汁5:醤油1:みりん1
割り醤油4:ポン酢1で合わせる

「作り方」

1、オクラを塩で板ずりして、沸騰したゆで歯ごたえが
残るくらいにゆでてさまし、ななめに半分に切る
2、湯葉は浸るくらいの湯で、1分ゆでてさまし、
3cm角くらいに切り、水を切っておく
3、オクラと湯葉を合わせ調味料で和える


【 情報スクランブル 】 

「プチ断食コースのお知らせ」

みなさまのご支持のおかげでやすらぎの里は、
予約が混みあっている状況が続いています。

「行ってみたいいだけど、なかなか予約が取れなくて」という、
みなさまのご要望にお答えして、毎週土曜日
1泊2日のプチ断食コースを新設しました。

土曜日限定となりますが、体験で滞在してみたい、
長い休みが取れない、疲れ気味なのでリフレッシュしたい
という方におすすめします。

一泊でなにか効果あるの?と思うかもしれませんが、
けっこういいリフレッシュにはなりますよ。

● プチ断食コース(毎週土曜日・10名様限定)

毎週土曜日の1泊2日の滞在で、
朝と昼の半日のプチ断食を体験するコースです。

朝と昼は食べないでチェックインしていただき、
夕食は回復食、翌日の朝食は普通食になります。

「料金」 

相部屋     14700円(税込)   
個室Aタイプ  21000円(税込)   
個室Bタイプ  18900円(税込)

※初めての方は初回料5250円(税込)が加算されます。


「プチ断食コースのスケジュール」

●土曜日 
12時から3時の間にチェックインして下さい。
入所後、カルテを記入し面談、自律神経検査、治療
6時~   夕食(回復食)
7時~  帰宅後の注意事項等のレクチャー

●日曜日
7時30分~ 朝の体操
9時~  朝食(普通食)
11時までにチェックアウト


「ホームページがリニューアル!」

3ヶ月くらい前からこつこつ準備していたんですけど、
ようやく昨日、新しいホームページをアップできました。

ドメインやサーバーを移管したり、HTMLをおぼえたりと、
けっこう面倒なこともあったけど、
おかげでホームページのことには詳しくなりました。

こんどのは、いままでのより、
自分の思いを前面に出してみました。

ちょっと恥ずかしかったのですが、
トップページに顔写真も付けてみました。
時間がかかったけど、まずまずの仕上がりに満足しています。

以前から問い合わせの多かった、
やすらぎの里でかかっているBGMもリンクページからすぐに購入できますよ。
新しいホームページ、是非ご覧下さい。


「ミニコンサートが好評でした」

8月5日に友人のToshi小島さんが来てくれました。
彼は、オーストラリアの先住民アボリジニーの楽器ディジュリデゥーや
ネイティブインディアンのフルートなど、
民族楽器を使ったヒーリングミュージックを作って、
演奏するミュージシャンです。

いつも、遊びに来てくれると、
ご好意でミニコンサートを開いてくれます。
この日の夜も、すてきな曲を聞かせてくれました。

彼の曲の中で一番私が好きな曲は「いただきます」

日本人が普段なにげなく使っている、いただきますという言葉。
これには3つの感謝が込められているといいます。

まず1つ目は、食材のいのちに対する感謝。

2つ目は、食材を作ってくれたお百姓さん、
運んでくれた運転手さん、市場の人、お店の人、料理してくれた人・・・。
それらすべての人たちに対する感謝。

3つ目は、そのありがたいいのちを頂くことができる、
自分を生んでくれた両親、祖父母、祖祖父母・・・。
永遠に続くいのちに対する感謝。

“いただきます”という言葉にそんな深い意味が込められているそうです。
日本語ってすばらしいですね。

なんだかますます、日本が好きになりました。
その“いただきます”という曲の歌詞を紹介します。

「いただきます」

わたしを、今日一日生かすために
かけがえのない、いのちを与えてくれた
もの言わぬ、あなたたちに・・・。

わたしを、今ここに生かすために
つなぎ伝えた、いのちを与えてくれた
縁深き、あなたたちに・・・。

わたしを、明日からも生かすために
汗にかえたるいのちを与えてくれた
名も知らぬ、あなたたちに・・・。

こころから、感謝をこめて
“いただきます”

————————————–

ノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイさんが
“もったいない”って言葉をリバイバルさせてくれましたよね。

“いただきます”っていうのも日本が世界に誇れる、
すてきな言葉だと思います。

“いただきます”と“もったいない”
子供たちにもしっかり伝えていかなければと思います。


【 寄せ書きから 】    
   
やすらぎの里では来ていただいた方が、お帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
その中の一部をご紹介させていただきます。

一週間、ほんとうにありがとうございました。
心地いい、くつろぎの空間でほっとし、
伊豆の自然に満たされ、すっかり元気になりました。

毎朝の散歩で、感謝から始まる日々は幸せを感じました。
ここから3ヶ月、新しい心とからだを目指してがんばります。
30代女性

3年目にしてやっと自分の行く道が見えてきました。
それを反映してか、自律神経の検査の結果も今までになく良好でした。

自分の体質、気質の癖を知って、下界での生活を再スタートします。
ここまで、導いてくれた、先生やスタッフのみなさまに、感謝! 
50代 女性

断食コースの一週間。
正直つらいときもあったけど、今日は心もからだも軽くなり、
すっきり疲れも取れました。

これからは、年に一度の年中行事にするつもりです。
また、伺いますので、よろしくお願いします。
30代 女性

自分のからだを見直す、よい機会になりました。
小学生の頃に味わった夏休みのように、
ゆっくり、のんびりしとした一週間でした。
みなさん大変お世話になりました。
40代 女性

すばらしいプログラムもスタッフの心からの笑顔があってのもの。
快適、快調に一週間を過ごせました。
そして、結果は上々!
大沢先生はじめ、スタッフのみなさんに感謝します。
40代 男性


「編集後記」

この間の台風、伊豆は上陸こそしなかったものの、
台風の目が横をかすめるように通過したので、
けっこう、すごかったですよ。

自然の圧倒的な力の前には、
人間の力は、あまりにも微力です。
ただ、ひたすら無事に過ぎ去るのを待つのみでした。

おかげさまで、やすらぎの里では、特に被害もなく、
平和な朝が、戻ってきました。

この頃、自然災害が多いですよね。
これも自然の強力なデトックスなのかな。
台風さま、できれば今度は、もう少しお手柔らかにお願いしますね。
大沢

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