【桜の咲くころ】
断食を通して心と体に向き合い続けてきたやすらぎの里の、本来の面目が養生館に託されていた。
奇しくも草創期を担った僕は、重責をかみしめつつ、自分なりの解釈を形にしていった。
3月28日、養生館は4年目に入る。
その時には深澤先生に引き継がれた養生館を見届け、僕は去ることになる。
桜の咲くころ、彼の個性が発揮された新しい養生館が力強く歩みだしていることだろう。
3月29日、僕が生まれた日にも東京で桜は咲いていたそうだ。
桜の咲くころ、僕は齢を一つ重ね、遠ざかる養生館での日々を、出会った人々の笑顔を思い出すのだろう。
思い出は人生の宝物。
それを携えて僕はまた新たな道を歩んでいく。
養生館に昔おもしろい人がいてね…
いつまでも笑い話の一つになってくれていたら僕もうれしい。
養生館は永遠に不滅です。
「よりよく生きたい」と願うあなたに来てほしい。
僕が見出した「養生」とは、「やすらぎはあなたの心の中にある」ということだった。
これからも養生館は本当の幸せをみつめていく。
僕が一番行きたい場所になるに違いない。
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