断食したことない人は、
食べないから空腹が辛いんだろうな。
食べるのが我慢できない自分に
できるんだろうかと心配する人がいます。
ところが、実際に断食してみると
空腹の辛さは、それほどありません。
辛いのは空腹ではなく「断食反応」と呼ばれる、
断食中の辛い症状です。
一番多いのが頭痛で、
次に気持ちが悪くなって吐き気がする、
身体がだるいというのがよくある症状です。
多くは低血糖や血圧の変動、
カフェインの離脱症状からおこるのですが、
ひどい頭痛や吐き気が出た場合、
一人でやっているとそのまま続けていいのか不安になりますね。
この断食反応が出ないようにするためには、
いきなり断食をするのではなく、
断食前から少しずつ減らしておくことが大切です。
準備食とは
断食前に段階的に減らしていく食事を「準備食」といいます。
特に2日以上の断食をおこなう場合、
断食前の準備食をおこなうことをおすすめします。
何度も断食しているが、
毎回、頭痛やだるさに悩まされる方は、
準備食をしっかりやってみましょう。
準備食の進め方
やすらぎの里の一週間プランでは、
断食コースの方は3日断食になるので、
そのケースで準備食の例をあげてみますね。
一週間前〜3日前
和食を中心に、
外食なら和風の定食やお蕎麦、
コンビニでは幕の内弁当、
おにぎりとサラダ、ゆで卵、
夕食のおすすめはお鍋です。
味の濃いもの、お酒、お菓子、コーヒーは控えめに。
3日前〜2日前
食事の量を腹八分目にし、炭水化物の量を半分にする。
お菓子やコーヒー、お酒は少量にとどめる。
前日
腹六分目にとどめ、お菓子やコーヒー、お酒はやめる。
当日
断食の日は朝から食事はとらないで、
水分をこまめにとるように。
断食は、断食前から始まっている
準備食をしっかりやると、
断食中にバテることがないので運動も普通にできます。
運動すると血液の循環も良くなって、頭痛も出にくいし、
脂肪の燃焼も活発になり、低血糖にもなりにくいので、
ますます動けるといういいサイクルになります。
断食中は食べられないから、
その前に好きなものをガッツり食べておこう
という気持ちは分かります。
しかし、その行動が断食中の辛さが倍返しという結果に。
断食は断食前から始まっていると思って、
しっかり準備してみましょう。
特にやすらぎの里に断食コースで参加する人は、
せっかく伊豆高原に来ても
断食反応で寝てばかりじゃあ、もったいなすぎる。
自然の中を気持ちよく散歩して、
ヨガや温泉も気持ちよく堪能するために
「準備食」をしっかりやってみましょう。
準備食の具体的なメニューと量を知ることが出来とても参考になりました。ありがとうございます。医食同源って本当ですね。