「やすらぎの里って、どんなとこ?」
そう聞かれたとき、
リピーターの皆さんは、
何と答えるでしょうか?
「断食道場」
確かに、断食ができる施設なので、
これが一番多い答えでしょうか。
しかし、
実際に利用された方だと分かると思いますが、
一般的な「断食道場」とは、
かなりイメージが違うと思います。
海が見えるテラスがあって、
快適で清潔な個室があり、
温泉も岩盤浴もあり、
マッサージまで受けられて、
プログラムはすべて自由参加。
厳しい束縛はなく、
自由で開放的な施設です。
やすらぎの里は、
今までの施設のカテゴリーだと
「断食道場」になるかもしれませんが、
28年かけて、新たなカテゴリーを作ってきたのだと思います。
「リトリート」
日本でも、ここ2~3年、
ようやく知られてきました。
いろんなことをたっぷり楽しむ
「リゾート」とは違い、
「リトリート」は、
外ではなく、内に向かう旅。
自分の体の声を聞いて、
自分を回復させる時間。
そんな静かな時間が
イノチの充電になります。
ということで、
これから何回かにわたって、
「やすらぎの里的リトリート」
について、
お伝えしようと思います。
すでにやすらぎの里へ来ていただいている、
リピーターのみなさんにも、
そして、
これから来てくださるみなさんにも、
やすらぎの里という場所が
存在する意味を、
感じていただけたら嬉しいです。
さて、
やすらぎの里の「リトリート」は、
下記のような流れがあります。
1、日常から離れる
2、静かで自然豊かな環境へ行く
3、体を労わる(断食と各種リラクゼーション)
4、心を労わる(自分と向き合う時間)
5、心と体のやすらぎを取り戻す
6、日常が鮮やかに蘇る
7、生きる喜びを取り戻す
日常から離れるところからスタートし、
最終的に、
「生きる喜びを取り戻す」
というところまでが、
やすらぎの里的リトリートです。
「日常から離れる」
やすらぎの里の考えるリトリートで、
最初に行うことは、
日常から離れることです。
これ無しに、
リトリートははじめられません。
なぜなら、
わたしたちを疲れさせる原因は、
「日常」に潜んでいるから。
仕事、家事、育児、介護・・・
それらに関わる、
複雑な人間関係や、
膨大な作業の数々・・・
いつもと同じ環境にいては、
どうしても、
これらのことが頭から離れません。
いつもと同じ環境には、
これらを思い出すきっかけが、
たっくさん隠れているんです。
例えば、
仕事が休みだとしても、
仕事用のカバンが目に入ったら、
嫌でも仕事のことが思い出されます。
その瞬間、
わたしたちは勝手に、
「スイッチON!」してしまうのです。
つまり、
体が緊張し、
呼吸が浅くなり、
交感神経が優位になります。
いくらゆっくり休みたくても、
いつもの環境にいると、
どうしても完全OFFにはなれません。
ということで、
上記の理由から、
リトリートで欠かせないことの一つは、
「日常から離れる」
ということになるのです。
日常から離れるのは、
リトリートの基本の基。
だから、もし、
「疲れた・・・、
でも遠出する時間はない・・・」
そんなときは、
「ちょっと遠くへ」で十分です。
ひとつ、ふたつ、先の駅へ行けば、
街の雰囲気が変わります。
いつも見ないお店が立ち並び、
コンビニ一つとっても、
並んでいる商品が違ったりします。
「へぇ~こんなもの売ってるんだ、おもしろ~い」
そんなことを感じるだけで、
ずいぶんリフレッシュできます。
いつもと同じ部屋で過ごす、
いつもと同じ街で過ごす、
いつもと同じお店へ行く、
毎日が充実して、
「最高!」」
と感じられているときは良いのですが、
「なんかツラい・・・」
そんな気持ちの時は、
「いつもと同じ」より、
「いつもの場所から離れる」を
意識してみてください。
リトリートって、
意外とカンタンにできるでしょ?
次回は、
「2、静かで自然豊かな環境へ行く」編です。
おたのしみに~(^^)/
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