断食をすると、
どんな効果があると想像するでしょうか?
一番初めに思いつくのは、
やはり体重減少だと思います。
本館の断食コースであれば、
平均2kg~3kg体重が落ちます。
大柄でお酒を飲むタイプの男性だと、
5kg以上の減少も珍しくありません。
※体重の減少については、
個人差が大きいので参考までにしてください。
でも、最終日に、
多くのゲストが感じる変化は他にあります。
「脳のスッキリ感」です。
例え思うように体重が落ちなくても、
断食反応で体が辛くても、
最終日にみなさんが口をそろえておっしゃるのは、
頭がスッキリした、ということなのです。
断食は内臓を休めることが目的の一つです。
内臓と聞けば胃や腸や肝臓のことが思い浮かびます。
断食をすることにより、
それらの内臓が休まるとともに、
実は脳という臓器も一緒に休まるのです。
脳が休まると
「頭がクリアになった」
「視界が明るく感じられるようになった」
「いつもより色が鮮やかに見える」
「ネガティブな思考が減った」
などの嬉しい変化が起こります。
毎日忙しく働くAさん(40代男性)は、
初めての断食でまさに
「脳のスッキリ感」を味わったと言います。
Aさんはやすらぎの里には仕事を持ち込んで、
断食をしつつ、マッサージなどのトリートメントを受け、
温泉に入り、空いた時間にはトレッキングへ出かけていました。
やすらぎの里の断食は、
水だけといった厳しいものではありません。
初日からお出汁のしっかりきいた、
美味しいお味噌汁が出ます。
(美味しいのは保証しますが残念ながら「具なし」です)
そして、いろいろな種類のお茶類が、
自由に飲んでいただけます。
Aさんは日中によくお茶を飲んでいたので、
空腹はあまり感じなかったそうです。
そしてAさんには、
飲酒習慣がありました。
数年ぶりの休肝日ということで、
本人も少し不安げでしたが、
特に禁断症状が出るわけでもなく、
思ったより平気だったそうです。
日中は仕事をして、
疲れたら温泉に入って、
気分転換にトレッキング。
断食コースは最初の3日間、
スムージーやお味噌汁で過ごします。
4日目からは回復食と言って、
徐々に固形物が増えていきます。
Aさんは回復食が始まってから、
むしろ食欲が増して辛かったと言います。
それでも毎食少しづつ増えていくおかずに胸が高まり、
その楽しみのほうが大きかったそうです。
カロリーは普段に比べて大幅に低いにも関わらず、
毎食満腹感を得ていたということです。
最終日は普通食と言って、
ご飯とお味噌汁、
主菜に副菜の揃った和食が提供されます。
このとき食堂では歓声が沸き起こります。
断食をしてきたみなさんには、
とても豪華に見えるのですが、
それでも量は普通の定食より少ないくらいです。
普段大食いの方でも、
胃が小さくなっているため、
間食できない場合もあります。
Aさんはやすらぎの里を出た後に、
さっそくお酒を飲んだそうですが、
いつもより早い段階で酔いが回り、
いつもより飲めなかったということでした。
それでも具合が悪くなるということはなく、
美味しく召し上がったそうです。
Aさんは仕事を持ち込んで宿泊する、
いわゆるワーケーションでの滞在でしたが、
「減量はもちろん、頭が完全にリセットされた」ということでした。
多くの方は最初、
減量を目的として来られます。
しかし、最終日になると、
減量はおまけみたいなもの、
とみなさんおっしゃるのです。
それよりも、頭のスッキリ感や、
体の爽快感が得られたことに感動するからです。
日常生活で脳を休めることは、
想像以上に大変なことです。
もしかしたら日常で脳を休ませるのは、
不可能に近いのかもしれません。
やすらぎの里は、
来ただけで脳が休まります。
自然豊かな環境で過ごすことは、
余計な情報から一定期間離れるということです。
一週間伊豆高原の自然の中で過ごしていると、
それだけで脳は休まります。
さらに、やすらぎの里では脳を休める
「リラクゼーション・プログラム」がたくさんあります。
それらの相乗効果で最終日に得られるのが
「脳がリセットされた!」という感覚なのです。
断食×自然環境×脳の休息。
これらの掛け合わせによって、
脳がリセットされると、
余計な食欲もわいてこなくなります。
やすらぎの里で得られる
「脳内リセット」の感覚は、
きっとみなさんの心身を再起動させてくれます。
「胃腸を休め脳をリフレッシュ」
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