現在発売中の「自然と健康」の特集が「解毒パワーの威力!」
その中に私の取材記事が「毒出し効果満点!半日断食ダイエット」として、掲載されています。
デトックス(解毒)がはやっているので、ちょっと記事を紹介しますね。
「脂肪を減らせば毒が出る」
断食の効果はいろいろありますが、今回のテーマである「解毒」に関しても、大変有効だといわれています。
それには、断食によって脂肪が減少する、内臓が休まる、味覚がリセットされるという三つの要素が大きく関係しています。
それではさっそく、体内の脂肪が減ることによる解毒効果からみていきましょう。
そもそも、よぶんな栄養というのは肝臓に蓄えられます。
ところが肝臓にも容量があるので、これをこえてしまうと肝臓に脂肪がつきます。
さらに脂肪がたまると肝臓から栄養が溢れ出て、血中のコレステロールや中性脂肪が増加します。
つまり肝臓が「フォアグラ」状態になるうえ、血液がドロドロになってしまうのです。
一方、私たちは知らないうちに食品添加物や農薬など、いろいろな化学物質をとっています。
家で食事をする人でも年間4kgくらい、ほとんど外食の人だと12kgくらいの食品添加物をとっているといわれています。
食品添加物ひとつひとつは一応安全が確認されていますが、これらが2種類、3種類、ましてや10種類、20種類と合わさってきたら、どういう作用を引き起こすかはわかっていません。
ひとつでは大丈夫でも、複合して「毒」になってしまう危険性はかなり高いでしょう。
そうはいっても、正常な人のからだでは、これらの化学物質は解毒器官である肝臓で処理されて、尿や汗、便の一部となって排泄されます。
ところが肝臓に脂肪がたくさんついていると、処理された化学物質が排泄されず、肝臓の油に溶け込んでしまうのです。
実際、化学物質によって中毒を引き起こした人のからだを調べると、その化学物質が肝臓内の脂肪に沈着しているケースが多いといわれています。
そこで注目されるのが断食の効果です。
断食をすると、まずエネルギー源として血中の脂肪が使われます。
そうすると血液がサラサラになってきて、血液の浄化になります。
さらに、血液がドロドロになっておこる、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病といった恐ろしい病気を未然に防ぐことができます。
そして、血中の脂肪がなくなると、今度は肝臓の脂肪が消費されます。
そうすると肝臓の脂肪に入り込んでいた化学物質の居場所がなくなって、尿や汗から出るようになります。
断食をしている方が「すごく濃い色のおしっこが出た」、「なんだか変な臭いのするおしっこが出た」、「からだがやけに臭う」といった声をよく耳にします。
それは処理された化学物質が居場所がなくなり、老廃物として出てきた証拠なのです。
続きは、また明日
「今日のやすらぎ」
畑に咲く、茄子の花。
なんとも鮮やかで、妖しい色をしています。
「親の教えと茄子の花は、千にひとつも無駄がない」といいます。
最近のコメント