若手のお坊さんで「考えない練習」の小池龍之介と、
評論家の宮崎哲弥が「さみしさ」について、
話し合ったことを対話形式にまとめた本です。
本は、こんな書き出しから始まります。
どうして多くの人が、毎日毎日メールを交わしたり、
ソーシャルメディアを使って、
他人と言葉で「つながり」を求めるのでしょうか。
それはさみしいからです。
「さみしさサヨナラ会議」
「さみしさ」ということを論客のふたりが、
仏教や哲学、大脳生理学、心理学まで、
いろんな知識と体験を織り交ぜて、語り合います。
この本を読んで、
僕もさみしさをたくさん抱えているんだなって思いました。
いや、僕だけじゃなくて、
みんな、いろんなさみしさを抱えていて、
そのさみしさがあるから、人とつながることが出きて、
新たなものを生み出すことができる。
ただ、気をつけないと、今の社会は、
情報ツールが発達しているため、
意識的に抑制しないと、依存的になってしまいます。
ネットが常時つながっている環境だと、
つい脳への刺激が過剰に続いてしまい、
ドーパミンのような脳内の快楽物質が出すぎて、
それに依存するようになります。
そうならないためにも、
意識的に、離れる時間、
つながれない時間をつくることで、
さみしさをしっかり受け止める。
それが、さみしさを受け入れて、
依存的にならないで、自立していくために、
大切なトレーニングになるんですね。
みなさんは、しっかりさみしさを感じてますか?
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