『 やすらぎ通信 』 第594号 2016.7.8
~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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●やすらぎの里
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こんにちは、やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原はちょっと曇っていますが、
涼しくて気持ちいい日です。
昨日が暑かっただけに、
今日はみんなも気持ちよく散歩できそうです。
ノウゼンカズラの花が満開になった伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】糖質制限食
【2】さをりんの体験談
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】 糖質制限食
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先日、NHKの「ためしてガッテン」で、
糖質制限食を取り上げてました。
内容は糖質制限食をしっかり理解している人だったら
当たり前のことなんだけど、
あまりよく理解していない人には、
「ガッテン!」の内容だったと思います。
自分の中では当たり前のことでも、
マスコミは極端な例だけ取り上げたり、
人それぞれ、都合のいいように理解することも多い。
ときどき、こんな風に分かりやすく、丁寧に、
切り口を変えながら話してあげるって大事だな~って思いました。
やすらぎの里は日本でも数少ない「糖質制限食」を提供している施設です。
一時のブームでやっていたところはあるけど、
きちんと取り組んでいるところは、日本にはほとんどありません。
そこで、今回は「糖質制限食」を取り上げてみました。
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「糖質制限食とは」
京都の江部先生が提唱して広まった食事法。
糖質の多い食品を減らして、食後の血糖値の上昇を穏やかにして、
糖尿病やメタボの改善をするための食事法。
糖質は減らすが、魚介や肉、豆製品、脂肪分は減らさないので、
カロリーはしっかり摂りつつ、減量することもできるので、
ダイエットの定番にもなってきている。
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「糖質制限食のパターン」
糖質を完全に抜くだけではなく、
その人の体の状態や生活習慣に合わせて
3つのパターンの糖質制限食のやり方があります。
1、スーパー糖質制限食
3食とも主食なし。
糖質依存の体を切り替えるために、
最初の一週間だけやると効果的。
2、スタンダード糖質制限食
朝か昼のどちらかだけ主食あり。
糖尿病の方やメタボの人が続けられると、
継続した効果があります。
3、プチ糖質制限食
夕食だけ主食抜き。
特に太っていない方やお酒を飲む方におすすめ。
無理なく継続できるのと、
糖質を減らし過ぎてカロリー不足になる心配もないので、
僕が一番おすすめする方法です。
実際に大沢もこの方法を7年間続けています。
まあ、時々、夜にもピザやカレーを食べたりすることもあるけどね。
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「糖質制限食の注意点」
日本人は普通に食事をしていると、
摂取カロリーの6~7割を糖質から摂取しています。
その糖質をただ減らすだけだと、
摂取カロリーが減りすぎて、
体重は減るけど、体力も落ちてきます。
糖質制限食を始めたら、
そこで減った分のカロリーをタンパク質や脂質で増やしてあげないと、
リバウンドの原因にもなります。
また、お米には水溶性の食物繊維がたくさん含まれています。
なので、ご飯を減らすと便秘になる方がたくさんいます。
そうならないように、野菜や海藻をたくさん食べて、
食物繊維もしっかり摂るようにすると便秘も解消します。
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「糖質制限食が続かいない人」
糖質制限食で失敗する人のほとんどが、
ただ糖質を減らしただけで、タンパク質や脂質を増やしていなくて、
カロリー不足になって、リバウンドしている人です。
糖質を減らしてもカロリーは減らさないように、
意識的にお肉やお魚、卵、豆腐などをたっぷり食べるようにしましょう。
また、糖質って美味しいものなので
あまりこだわり過ぎると、食事の楽しみがなくなります。
自分が無理なく続けられる、
糖質オフの量を見つけていきましょう。
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「糖質制限食についての私見」
最後に、私(大沢)の糖質制限食についての私見をお話しします。
僕は糖質制限食は理想の食事ではなく、
理想的な食生活ができない方でも続けられる
現実的な食事法だと思っています。
特に、ほとんど動かないで大量の炭水化物を食べている
肥満の男性の方には非常に効果があります。
また、若い女性などに多い、
お菓子や甘いパンが食事の代わりになっているような
糖質依存の人たちに、糖質以外のタンパク質や脂質を食べる機会を増やすという意味でも、
効果的な方法です。
ただ、あくまでも現実的な方法であって、
糖質制限食が理想の食事だとは思っていません。
理想の食事はやすらぎの里で出している普通食のような、
炭水化物は精製度が少ないものを少な目にして、
旬のお野菜をたっぷりとお魚や卵、豆製品、たまにお肉のような食事です。
やすらぎの里ではこのような食事を「低糖質バランス食」と言っています。
このような食事は健康にいいだけではなく、
農業や環境のことを考えても永続性のある理想的な食事だと思います。
■ やすらぎの里の糖質制限食
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【2】さをりんの断食体験談
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心屋の認定講師のさをりんが、
断食の体験談をブログにアップしてくれました。
http://ameblo.jp/abyssinian23/entry-12174802963.html
記事を読んでると分かるんだけど、
めっちゃ面白くて、心がオープンな人なんです。
彼女の人を包み込むような明るい優しさに、
僕の方が癒されました。
■ 断食とは
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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
今回は本館のゲストの声です。
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一週間あっという間でした。
もうね、ここは心と体がやすらぐ場所です。
プログラムも盛り沢山で、毎日楽しく過ごせました。
ずっとずっといたい場所です。
スタッフの皆さんのやさしさもうれしかったです。
大沢先生の情熱がとっても素敵でした。
30代 男性
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今まで自分の体を愛おしいと思ったことは一度もなく、
憎くて酷使してきたんだな~、申し訳なかったと心から気づけました。
こんな気持ちにさせてくださったのは、
やすらぎのみなさんと一緒にがんばった仲間たちのおかげです。
人生を変えるために来ましたが、
本当に変わりました。
リピート決定!
40代 女性
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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本館が移転オープンして3か月半。
ようやく自分でも納得できる流れが出来てきました。
やっぱり新しい場所には、その場にあった、
新しいプログラムが必要ですね。
今の本館の良さを生かしたプログラムなった感じがします。
養生館も高原館もスタッフみんなが刺激を受けて、
それぞれの良さを生かしたプログラムに、
日々バージョンアップさせています。
リピーターの方は、
次回来る時を楽しみにしてくださいね~。
(^-^)」
大沢
■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/diary
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