やすらぎ通信 Vol.82 【 朝のヨガ 】

【目次】

○朝のヨガ
○情報スクランブル 
「プチ断食とヨガ・瞑想リトリート、妊娠力向上合宿、お知らせ」
○書籍紹介
「翼と根っこと・半農半Xデザインブック 1」
○やすらぎのレシピ 
「おかゆパン、天然酵母パン」
○寄せ書きから
○編集後記


【 朝のヨガ 】

やすらぎの里では、
毎朝6時30分から朝のヨガをやっています。

もともと、私が個人的にやっていたものを
みなさんもよかったらどうぞ、という感じで始めました。

今でも、正式なプログラムにはしていませんが、
好きな人には、人気の裏メニューのようになっています。

ヨガ好きの方なら、みんな知っている、「太陽礼拝」に
スタンディングのポーズをいくつか加えた流れになっています。

胸を開いて、朝の新鮮な空気をたっぷり取り込み、
交感神経を刺激して、体を目覚めさせてくれます。

以前から、ときどき、このテキストが欲しいと
言われていましたが、忙しさにかまけて、
なかなか手をつけていませんでした。

この頃、参加者も増えてきたので、
ようやく重い腰を上げることにしました。

そこで、今回の通信では、
その「朝のヨガ」の内容を紹介します。


「朝のヨガの流れ」

1、手を前に向け、息を吸いながら
  胸を大きく開き、息を吐きながら戻す
  のを3回繰り返す。(深呼吸)

2、手を胸の前で合わせて、
  合掌。(合掌のポーズ)

3、手を前から下に降ろして、
  外側から大きく開いて、頭の上で
  合わせて上に伸ばす。
  (太陽を仰ぐポーズ)

4、手を外側に開きながら、
  上体を前に倒す。

5、手のひら全体を床につける。
  (足と手のポーズ)

6、手の指先を立てて、
  背筋を伸ばして前を見る。
  (足と手のポーズの変型)

7、手のひら全体を床につける。
  (足と手のポーズ)

8、右足を後ろに下げて、
  股関節を開き背筋を伸ばす。

9、左足を下げて、体を一直線に
  して、両手で体を支える。
  (四つの手のポーズ)

10、肘を曲げて、膝と胸を
   床につける(八点のポーズ)

11、上体を反らして、上を向く。
   (上を向いた犬のポーズ)

12、お尻を上にあげ、肩と足を
   伸ばして、骨盤を上に突き上げる。
   (下を向いた犬のポーズ)

13、右足を前に出して、
   股関節を開き、背筋を伸ばす。

14、後の左足を横向きにして、
   立ち上がり、手を頭の上で組み、
   胸を開いて、腰を落とす。
   (勇者のポーズ1)
———————————————

「少しだけでもやる」

新しいことを始める時は、
感動のエネルギーがあるうちに、
できることをすぐ始めるということが大切だといいました。

しかし、新しいことを始めても、
それが継続できなければ結果も出ませんね。

「継続は力なり」といいます。

生活習慣は、まさにその人が継続していることの
積み重ねからできているといってもいいでしょう。

あのイチローも
「小さな一歩の積み重ねでしか、遠くへは行けない」
と言っています。

世の中の天才や偉人と言われる人のほとんどが、
同じようなことをいっています。

私が毎日続けていることは、
毎朝のテラとの散歩と朝晩のヨガ。

「先生は、休みはないのですか?」とよく聞かれますが、
これに関しては、休みはありません。

犬を飼っている人なら、
みなさん散歩はかかさずやりますね。

朝晩のヨガもそれと同じようなものです。

しかし、継続することの大切さはわかっていても、
つい忙しい、時間がない、疲れたと
言い訳をしたくなる気持ちもわかります。

私も好きなことは、続くんですが、
苦手なことは、つい後回しになってしまいがち。

そこをどう乗り切るのか。

例えば、運動。

忙しくて時間がないときや疲れているときは、
時間を短くして、簡単なものでいいので
初めの一ヶ月は、毎日かかさずやる。

何かやろうとするときは、初めの一ヶ月がとても大切です。

一ヶ月続けられれば、体が覚えてくるので、
その行動が潜在意識に刻み込まれます。

そうすると、潜在意識の現状維持メカニズムが起動するので、
無意識に続けようとする力が働き始めます。

しかし、忙しかったり、疲れていると、
きっちりできないこともあると思います。

そんな時でも、
「きっちりできないから、今日はやらない」じゃなくて、
「少しだけでもいいからやる」ことが大切です。

30分歩くと決めたら、時間がないときは、
5分余分に歩くだけでも、エスカレーターを使わず、
階段を昇るのでもいいので、とにかくやる。

少しだけでもやっていれば、
やろうとし続ける意志が継続します。

しかし、やめてしまうと、
「もういいや」となってしまいます。

決めたことを完全にやらなければ、
意味がないというような、

オールオアナッシングにならないで、
少しだけでもいいから、やる。

そこだけは、妥協しない。あきらめない。

一ヶ月続けられたら、無意識にやろうとしますし、
三ヶ月続いたら、体が変わってくるのを実感できると思います。


【 情報スクランブル 】

「プチ断食とヨガ・瞑想リトリート」

10月17日(土)1泊2日でおこなわれた、
プチ断食とヨガ・瞑想リトリート。

とってもいい感じで終わることができました。

初めての企画だったので、
正直、ちょっと不安もありました。

今回は、メンバーがとってもいい方々だったので、
ほんと助かりました。

始めのオリエンテーションで、みんながそろったときに、
すでに場が温まっているんです。

みんな、このリトリートを存分に味わおう、
そんな思いをすっごく感じました。

実は、こんな話をしようとか、
こんなことをやろうと

沢山準備していたことがありましたが、
そんなことは、すっかり飛んでしまいました。

それよりも、今この瞬間に、
自分が感じていること、それを素直に伝えよう。

自分が気持ちいいと感じることをみんなと一緒に楽しもう。

結局、それがよかったみたいです。

サイレントウォークで見た、朝日に輝く海・・・。

朝の爽やかな、森の中の空気・・・。

知識や技術ではなく、
そのとき、その場でしか感じられない、ライブ感。

これが、まさにリトリートの醍醐味ですね。

今回のリトリートでは、
みんなのおかげで、いろんなことを学べました。

この経験をもとに、次回のリトリートは
もっと充実した内容に、バージョンアップしていきます。

本館の土曜日1泊のヨガ・瞑想リトリートは、
12月、2月とも定員になってしまいました。

高原館の12月のヨガ・瞑想リトリートは、まだ空きがあります。

高原館のリトリートは、
2~3泊でおこなわれるので、じっくりやってみたい方や、

治療も普段通りついているので、治療も受けたい方におすすめです。

私も瞑想をやりにいきますので、
一緒に、静かな高原館の夜を味わいませんか。

●日程

12月5日(土)1泊2日・本館・キャンセル待ち
2月5日(土)1泊2日・本館・キャンセル待ち

12月11日(金)2~3泊・高原館・受付中!

———————————————

「妊娠力向上合宿」

高原館で、不妊でお悩みの方に向けた、
「妊娠力向上合宿」をおこなうことになりました。

やすらぎの里に来る方で、不妊でお悩みの方が、
年々増えています。

以前から、なんとか力になれないかと考えていましたが、
今回、メディエンスの池上さんとのご縁で、
「妊娠力向上合宿」を開催することになりました。

●日程

平成22年2月5日(金)~8日(月)3泊4日

●講師

池上 文尋(オールアバウト不妊症ガイド)
大沢 剛(やすらぎの里代表)


「お知らせ」

治療スタッフの渡邉先生が、
10月末でやすらぎの里を卒業することになりました。

その人柄からゲストのみなさんにとても慕われていたので、
残念ですが、自分の道を歩み始める渡邉先生を応援してあげたいです。

「感謝。感謝。。感謝。。。」

治療や朝の体操を担当させて頂いた渡邊です。

この度、10月30日付で、やすらぎの里を卒業することになりました。

1年半という短い間でしたが、沢山のゲストの皆さんと
出会わせていただき、ありがとうございました。

やすらぎの里での出会いや経験は、
私にとって一生の宝物です。

今後は、治療という概念の枠にとらわれずに、
さらにステップアップし、人の役に立ちたいと考えています。

最後に、毎日元気と勇気を与えて下さったゲストの皆様、
何もできない私を励まし支えて下さったスタッフの皆様、

そして、素晴しい経験をさせてくださった大沢先生、
本当にありがとうございました。                渡邉


「書籍紹介」

●翼と根っこと・半農半Xデザインブック 1
塩見 直紀著 半農半Xパブリッシング

以前、何度か紹介した「半農半X」の塩見さんが出版した、
自分で、自分の半Xを見つけるためのワークブックです。

問いに答えながら、書き込んでいくと、
自分のXがわかるようになっている、小冊子です。

自分の本当にやりたいことがまだ見つかっていない方、
自分らしい形で社会に貢献したい方におすすめです。


【 やすらぎのレシピ 】

今回は、ゲストの方に人気で、よくレシピを聞かれることの多い、
おかゆパンとお土産にお渡ししているパンのレシピを紹介します。

どちらも、発酵させて作るので、手間も時間もかかりますが、
手間をかけるだけの価値がある、おいしい一品です。

予定のない休日に、挑戦してみませんか。

「おかゆパン」

やすらぎの里では、野菜の切れ端と出し汁を
取った後の昆布、おかゆの残りで作っています。

素材の命をできる限り、
無駄なく使いたいという思いからできた、
エコで美味しい一品です。

●材料 オーブンの天板1枚分

人参、大根等(野菜の切れ端でいい)、昆布300g、
おかゆ900g、小麦粉620g、レーズン200g、クルミ、ゴマ

●作り方

1、残り野菜と昆布をフードプロセッサーにかけて、細かく刻む。

2、おかゆと1を圧力鍋に入れて60分焼く。

3、冷めたら粉とレーズンを入れ、しっかり混ぜ、一晩ねかせる。

4、天板に伸ばし、クルミかゴマをのせ160℃で45分焼いて、裏返して45分焼く。

5、天板から出して、切り分ける

———————————————

「天然酵母パン」

ゲストの方に、お土産であげている丸いパン。
小麦のうまみを存分に生かした、シンプルなパンです。

●材料  12個分

強力粉320g、グラハム粉100g、水170cc、
塩小さじ1、砂糖大さじ1、無縁バター20g、
天然酵母大さじ2 (ホシノの天然酵母)

●作り方

1、材料を全部合わせ、なめらかになるまで15分から20分こねる。

2、生地を丸くして2~3倍になるまで醗酵(3~5時間)させる。
(季節によって時間は変わります)

3、醗酵したらガスを抜き、丸めなおし2~3倍に醗酵します
(最初より早く醗酵します)

4、生地のガスを抜き30分くらい休め、生地を12等分にして成型します。

5、オーブンに入れ30~35℃で2.5倍くらいに醗酵させます。

6、醗酵したら80℃で8分、175℃で8分焼きます。


【 寄せ書きから 】

やすらぎの里では来ていただいた方が、
お帰りの際に、寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

その中の一部をご紹介させていただきます。

  
一週間、お世話になりました。
やすらぎの里で過ごす一週間はあっという間でした。

今年は思い切って父を連れてきましたが、
スタッフの皆さんはじめ、周りの人たちから
暖かく受け入れていただき、とても感謝しています。

来年もまた、やすらぎを満喫しに、
ここに来れるように、明日からがんばります。

ありがとうございました。
                       40代 女性
———————————————

毎年、一年間で蓄えた、
無駄なものをリセットするために、楽しみにやってきます。

今回で4回目ですが、いつもいつも、
期待以上の心のこもったおもてなしをありがとうございます。

本当に感動の一週間、心から感謝、感謝です。
                       50代 女性
———————————————

本当によい時間を過ごすことができました。

伊豆の自然の中で、おいしい食事、マッサージ、ヨガ、先生のお話。

どれも心がこもっていて、心にたっぷり栄養をもらいました。

言葉では書き表せないほどの気持ちでいっぱいです。

先生、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
                            30代 女性


「編集後記」

渡邉先生は、5年前にやすらぎの里に、
ゲストで来たのがきっかけで、
治療師を志し、鍼灸学校に入りました。

学校を卒業して、まずはやすらぎの里で
経験を積みたいということで、働き始めました。

治療経験が少ないのをカバーしたのが、
彼のどんなことにも一生懸命な人柄です。

その姿勢がゲストにも好評で、若い人から年配の人まで、
どんな人にも信頼されていました。

知識や技術だけではなく、
その人のために何かしてあげたいという姿勢は、
仕事に慣れてしまった私に、初心を思い出させてくれました。

ちなみに、渡邉先生の後任で入ったのが、井原先生。

井原先生もいい味を出して、早くもみんなの人気です。

技術だけでなく、いい人が入ってくれるので、
楽しく仕事ができます。

スタッフこそが、やすらぎの里の宝ですから。   大沢

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