こんにちは、養生館の深澤です。
先日、トレイルコースを裸足で歩くゲストの方にお会いしました。
お話を聞くと、裸足で歩くことで、
故障してしまったランナーの方が治ったり、
姿勢が良くなったりと様々な効果があるとの事でした。
それには色んな理由があると思うのですが、
脳の視点から考えてみると納得できます。
脳内には、僕らの体の地図があるそうです。
その地図は人によって精度が異なり、
地図が鮮明な場所は動きが良い。
逆に不鮮明な場所は動きが悪くなっているようです。
脳の役割は、体を危険から守ることなので、
どうなっているか分からない場所では、
危険を回避するために動きを制限したりします。
なので、脳内の地図がクリアになっていけば
本来の動きは戻ってくるはずです。
そこで大事なのが「触れる、動く」です。
全体くまなくさすることで、
体の地図が更新されて危険が減るので、
動きが意外なほど改善します。
動かすことも一緒です。
普段感覚が薄いところを動かしていくことで、
筋肉の働きが変化します。
僕が驚いたのは、足のかかとです。
踵の骨をつかんで、
内外に動かすと楽に前屈ができるようになります。
他にも足首周りの関節を繊細に動かすことで、
固まっていた筋肉が動きを取り戻していきます。
靴を履いていれば、足回りの小さな関節はあまり動かないので、
それだけ足周辺の地図が不鮮明になって、
脳は足全体に関わる筋肉を危険から守るために
固めてしまっているのだろうなと感じています。
裸足トレイルも、一気に足回りの関節が動くことで、
不鮮明だった地図情報が更新されるのだと思います。
それを考えると普段動きのない場所にこそ、
希望があるような気がしています。
体はさすったり動かすことで
色んな動きを取り戻していきます。
まずは踵の骨でどれくらい変わるか、
チェックしてみると面白かもしれません。
裸足トレイルも近々実践してみる予定です(^^)
最近のコメント