やすらぎの里のリトリートで大切なこと、
「静かで自然豊かな環境へ行く」
ということです。
前回のお伝えした、
「日常から離れる」と似ていますよね。
たしかに似ているのですが、
より深いリトリートを体験するには、
「日常から離れる」
だと足りないのです。
そこからさらに、
「静かで自然豊かな環境へ行く」
ということが必要になってきます。
なぜなら、
「ノイズが少ない環境」
これが、
リトリートには欠かせないからです。
外へ出ると、
車の走る音、
工事の音、
室外機の音、
お店のBGM、
人の話し声、
など、様々な音が、
わたしたちに襲い掛かってきます。
わたしたちは普段、
それらを一つ一つの情報として処理せず、
さら~っと受け流します。
でも、
意外と「脳」はてんてこまいなんです。
思っているより細かく反応しています。
そうなると、
いつも「外側」へ
意識が向いている状態か続きます。
そんな状態が長く続くとどうなるか…?
自分の感覚に疎くなってしまうのです。
自分の体がどうなっているかがよくわからない…
自分の頭の中がどうなっているのかよくわからない…
自分の心の中がどうなっているのかよくわからない…
自分の感覚に鈍くなると、
気付いたときには、
体や心の病気になっている、
そんなことが起こってしまいます。
体と心の健やかさを
保つために必要なこと。
それは、
「心身の感覚に向き合う時間」
です。
そして、
その時間を持つには、
「静かで自然豊かな環境へ行く」
ことが必要なのです。
ノイズが少なくて、
さらに、
草木のこすれる音、
鳥のさえずり、
波の音、
風の音・・・。
このような自然のBGMは、
心身をリラックスさせてくれます。
このような環境にいると、
「心身の感覚に集中しよう!」
なんて意気込まなくても、
自然に、
「あ、わたしの体、カチコチだったわ…」とか、
「ふぅ…やっぱりわたし、相当疲れていたんだな…」とか、
そんなことが分かってきます。
普段はあらゆるノイズによって、
これらの感覚に気付けません。
気付くことができれば、
適切にケアして、
取り去ることができます。
そうすることで、
心身の健やかさを、
いつまでも保つことができるのです。
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