クリックできる目次
定年はゴールじゃなく、新しいスタート
今週、滞在しているゲストの方で、
定年退職という節目を迎えたお二人がいらっしゃいました。
長く続いた仕事を手放し、人生の大きな曲がり角に立つとき、
「これからどう生きていこうか」
そんな問いが胸に浮かぶのではないでしょうか。
今回の記事は、定年後の人生をどう歩んでいくか、
さまざまな“知恵”を集めながら整理してみました。
今まさに人生の切り替え地点にいる誰かの
心の灯りになりますように。
1. まずは“Being(あり方)”を整える
定年後は、心理学で「アイデンティティ再構築期」と呼ばれます。
長年の役割が終わり、ぽっかりと空いた場所に戸惑うのは自然です。
多くの方が言います。
「やらなくてはいけないことが減ったら、何もやる気が起きなくなった」
これは怠けではなく、
長年がんばり続けた心と体がやっと休む準備に入ったサイン。
まずは
・生活リズム
・睡眠
・軽い運動
・人との対話
という“心の土台”を整えることが大切。
Doing(行動)より、Being(状態)を整えることが、次の意欲につながります。
2. 定年は“終わり”ではなく“始まり”
今の60代は、人生100年時代では「ミドルステージ」。
フルタイムで頑張るだけが働き方ではありません。
むしろ、
“すり減らさない働き方”の方が幸福度は高い
という研究結果もあります。
・週2〜3日働く
・パートやアルバイトで軽く社会参加する
・前職の経験を生かした小さな仕事をする
・地域やNPOで活動する
“仕事は人生のリズムを整える道具”にもなります。
最初からハードルを高くせず、
「社会復帰のリハビリ」として小さく始めることが大切です。
3.健康寿命を伸ばすための4つの習慣
医療の分野では、
定年後の健康と幸福度に効く行動は、とてもシンプルです。
・軽い運動を毎日20分(散歩でOK)
・誰かと会話する
・趣味を2つ持つ
・社会とのつながりを保つ
特に重要なのは「つながり」。
“つながっている”、“誰かの役に立てている”という感覚は、体の健康にも影響します。
4. 新しい“居場所”をつくる時期
社会学では、定年期を“再社会化のタイミング”と捉えます。
仕事という大きな居場所を手放した後、
次の居場所をどこに作るかが、暮らしの質を決めます。
・趣味のサークル
・地域コミュニティ
・大学やカルチャーセンター
・ボランティア
居場所は、気持ちが沈むのを防ぐ“心の柱”になります。
5.「第二の関係性」を育てる期間
定年後、意外と多いのが夫婦の距離感の問題。
・距離が近すぎる
・相手のペースに干渉してしまう
・会話が増えて摩擦が生まれる
そんなときに大切なのは、
「ちょうどいい距離感」。
お互いに“自分の時間”を確保することで、
関係性はむしろ優しくなっていきます。
6. 人生後半の幸せは“小さな役割”の中にある
研究によると、60代以降の幸福度の源泉はこの3つ。
・健康
・つながり
・誰かの役に立つ感覚
大きなことを成し遂げる必要はありません。
ほんの小さな役割で十分。
・家族のサポート
・地域の一員としての参加
・誰かの相談にのる
人は「必要とされている」と感じるだけで、心が強くなります。
7. 減らすほど人生は軽くなる
定年後は、
“足す人生”から“減らす人生”へ。
・モノを減らす
・役割を減らす
・人間関係のノイズを減らす
・やらなければいけないことを減らす
その分、
心地よいものを増やしていく。
・自然に触れる
・散歩
・ゆっくり食べる
・好きな音楽
・丁寧な睡眠
・心と体のケア
やすらぎの里が大切にしている
「今を楽しみ、今を生きる」
という感覚は、この時期にこそ必要とされるものです。
8. 人生の後半は“内側を整える”時間へ
人生の前半は“外側”を整える時間でした。
仕事、家族、役割、責任。
後半は、
内側を整える時間。
・断食で体を軽くする
・自然の中で静けさを取り戻す
・人との対話で心を整える
・ヨガや瞑想で自分に戻る
「本当に必要なものだけが残る」
そんな人生の後半を支えるのが、リトリートの役割です。
定年後に大事なのは
“これからの人生を丁寧に選び直す時間”
大きな行動をする必要はありません。
派手な目標も要りません。
必要なのは、
・自分を労わる時間
・心と体を整える時間
・人とつながる時間
・小さな役割を持つ時間
そして
「今この瞬間を、丁寧に生きる」ということ。
やすらぎの里が、
そんな時間を手に入れるための
“静かなスタート地点”になれたら嬉しく思います。
🎁12月27日まで「リカバリーの旅・キャンペーン」実施中!>>
👉【休んでも抜けない疲れ】「気づく→整える」体系的リカバリー
資料ダウンロード・空室確認
やすらぎの里3館の詳細やプログラム内容は、資料ダウンロードか空室確認・予約ページからどうぞ。
















最近のコメント