「春の音」

今日は、畑に行ってきました。
この頃、畑もさぼり気味なので、
久しぶりに、鍬をふるって、土を耕しました。
土に向かっていると、
なんか、どんなことがあっても大丈夫って思えてきます。
地に足がついてる、
大地の上で生きている。
そんなことが、理屈ではなく、
体で実感できているからなんだと思います。
畑仕事を終えて、
あまりに、気持ちのいい天気だったので、
わさび田から流れる小川のある広場に行ってみました。
レンゲの花
広場には、レンゲが咲き乱れ、
桜の花びらが舞い、
ウグイスの声がこだまして、
小川がさらさらと流れていました。
里山の春
さわさわ、
ホーホケッキョ、
サラサラ・・・。
春の小川
春の音って、こんな感じだなって、
耳でも春を感じてきました。
遠くを眺めると、山は芽吹きの季節で、
淡い新緑と、山桜の色で、萌えています。
里山の景色
そんな景色を眺めながら、
私たち日本人が、高度成長で手にした豊かさって、
なんだったんだろうって、思います。
人として、本当に大切な、生きるベースを手放し、
見せ掛けの豊かさを追い求めていたんじゃないかって・・・。
この景色は、電気がなくても何も変らない。
自然の循環の中で、いつまでも繰り返しながら、
自然の豊かさを与えてくれている。
今度の復興は、日本がどっちに向かって生きていくのか、
生き方の本質を問われているような気がします。

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