断食が「がん」に効くって本当?マウスの研究結果から考える、細胞と空腹の関係

伊豆の森の中を歩いていたら、折れてしまった木の先から、緑色の葉っぱが生えているのを見つけました。
自然の中に身を置いていると、命の力強さを肌で感じますね。

さて、今日は少し専門的で、でもとても希望のあるお話をシェアしたいと思います。
かなり前のお話しにはなりますが、リピーターのゲストの方から「先生、こんな興味深い記事を見つけましたよ」と教えていただいたニュースがあります。

それは、「断食(ファスティング)とがん治療」に関する研究のお話。

「断食で病気が治るなんて、本当なの?」
「ただ食べないだけで、そんな効果があるの?」

そう思われる方も多いかもしれません。
もちろん、これはあくまで一つの研究結果であり、すべての人に当てはまるとは限りません。
でも、私たちが本来持っている「体の治癒力」について、改めて考えさせられるとても大切なヒントが隠されている気がします。

ちなみに…
「健康のために、まずは週末だけ食事を整えてみたい」
「胃腸を休めて、体の本来の力を取り戻したい」
という方のために、自宅でやすらぎの里の断食が体験できる、「断食体験レシピ集」をLINEにて無料プレゼントしております。

断食体験レシピ集プレゼント
公式LINEに登録して、正しい断食の方法を知る >>

「空腹」ががん細胞を弱らせる?ある研究の報告

教えていただいたのは、AFP通信が報じたアメリカの研究結果です。
少し難しい内容も含まれていますが、分かりやすく要約してお話ししますね。

マウス実験で見えた可能性

南カリフォルニア大学の研究チームが、がんを患ったマウスを使ってある実験を行いました。
それは、「抗がん剤治療(化学療法)を行う前に、マウスを絶食させる(食事を与えない)」というものです。

すると、驚くような結果が出たそうです。

  • 腫瘍(がん細胞)の成長が遅くなった
  • 治療後の生存率が高まった
  • 転移が少なかった

つまり、「断食を組み合わせることで、抗がん剤の効果が高まり、がん細胞が弱まった」というのです。

なぜ、そんなことが起きるの?

この研究を行った教授は、こんなふうに推測しています。

「正常な細胞は、栄養が来ない『空腹』というピンチの状態になると、防御モードに入って自分を守ろうとする」
「一方で、がん細胞は『どんどん増えたい!』という暴走状態にあるため、空腹になっても防御モードに切り替えられず、混乱してしまう」

つまり、断食という「極端な環境」を作ることで、正常な細胞は身を守り、がん細胞だけがダメージを受けやすい状態になるのではないか、という仮説です。

やすらぎの里での経験から思うこと

もちろん、これはマウスでの実験結果であり、そのまま人間に当てはまると断言できるものではありません。
「断食すればがんが治る」と安易に考えるのは危険ですし、安全性についてはまだまだ研究が必要です。

ただ、やすらぎの里の現場にいると、この研究結果がなんとなく「腑に落ちる」感覚があるのです。

「食べない」ことで、体は生きようとする

実際に、再発予防や体質改善のために、やすらぎの里へお越しになる方もいらっしゃいます。

がんは、正常な細胞よりもものすごいスピードで成長します。
たくさんの栄養(特に糖質など)を必要とする細胞です。

そこで、一時的に「断食」をして栄養の供給をストップすると、体はどうなるでしょうか。
正常な細胞は「大変だ!節約モードに入ろう」と代謝を落として冬眠のような状態になりますが、がん細胞は兵糧攻めにあったように元気がなくなる…そんなメカニズムが、私たちの体の中で起きているのかもしれません。

「見極め」と「バランス」が大切

断食には、私たちがまだ知らない無限の可能性があると感じています。
ただ、一番大切なのは「見極め」です。

体力が著しく落ちている時に無理な断食をすれば、かえって免疫力を下げてしまうこともあります。
「誰にでも、どんな時でも良い」わけではありません。
ご自身の体の声を聞き、専門家と相談しながら、適切なタイミングで行うことが何より重要です。

日々の生活でできること

いきなり本格的な断食をしなくても、私たちが日常で学べることはあります。
それは、「食べ過ぎない時間を作る」ということです。

現代の生活は、どうしても「食べ過ぎ」になりがち。
常に栄養が満タンの状態だと、細胞たちは「守る力」や「修復する力」をサボってしまうかもしれません。

たまには胃腸を空っぽにして、細胞たちに「おーい、しっかり働いてくれよ」とカツを入れてあげる。
そんな「メリハリ」のある食生活こそが、病気に負けない体を作る第一歩なのかもしれませんね。

まとめ:体の力を信じてあげること

今回のニュースは、がん治療における新しい選択肢の一つとして、希望の光に見えました。
「薬」で叩くだけでなく、「自分の体の環境」を変えることで病気に立ち向かう。

そんなふうに、自分の体が本来持っている「生きる力」を信じて、大切にケアしてあげたいですね。

もし、「食生活を見直したいけれど、一人では不安」「自分の体とゆっくり向き合いたい」と思われたら、いつでもやすらぎの里にいらしてください。
私たちが、あなたの「変わろうとする力」を全力でサポートします。

自然の中で、本来の自分を取り戻す時間を。

やすらぎの里 公式サイトを見る >

コメントをどうぞ

3館の空き室状況

やすらぎの里・3館の 直近の空き状況をお ...

今年、溜め込んだ「疲れ」と「脂肪」を手放す旅

もうすぐ、あの「戦い」が始まりますね や ...

誘惑ゼロの「集中リトリート」で最高の仕事納めを

年内の仕事、ここで終わらせませんか? 残 ...

「体にいいごはん」って、こんなに美味しかったっけ?

味覚が変わる、断食後のやさしい魔法 「体 ...

朝の集中力が戻らない理由は「睡眠」だった!

「ぐっすり眠れると」朝が、こんなにも変え ...

養生館ゲストの声・12月3日~

こんにちは!養生館のみゆきです(^^)/ ...

高原館ゲスト体験談(解析編)・やすらぎの里から購入したい

こんにちは😊高原館ゲスト担当の近藤です⛄ ...

【やすらぎのレシピ】冬の冷えた体に染み渡る「呉汁」

冬の冷えた体に染み渡る。栄養満点、とろ~ ...