6月23日(土)の夜に放送されたNHKの番組、
「産みたいのに、産めない」は、
本当にいろんなことを考えさせられました。。
妊娠を望んでいる方や、不妊治療を受けている方は、
見た方も多かったと思います。
以前にも「卵子の老化」について、
取り上げていて、大きな反響になりました。
今回は、不妊で悩んでいる女性個人の問題に限らず、
なぜ卵子が老化する年齢まで、
子供を作れなかったのかという問題にも踏み込んでいました。
子供の頃からの教育、
子供ができても仕事ができる環境がない、
夫婦のコミニケーションの問題、
不妊治療を支える社会の体制等々、
日本の未来のためにも、
みんなで考えなければいけない問題だと思いました。
正直、現在不妊治療をしている方には、
辛すぎる内容だったかもしれません。
不妊で悩んでいる方ではなく、
将来、子供を欲しいと思っている人にこそ、
見て欲しい番組だったと思います。
以下は、番組のHPよりの転記です。
いま、全国の不妊治療クリニックに、
30代、40代の女性たちが次々と訪れ、衝撃を受けている。
健康なのに、妊娠の可能性が低いと告げられるのだ。
原因は「卵子の老化」。
女性の卵子は年齢とともに年を重ね、
35歳の女性が出産できる可能性は20歳代の半分になる。
しかし、多くの女性はこの事実を治療に来て初めて知るという。
晩婚化が進む現代、不妊は先進国共通の課題だ。
しかし、日本は特異な状況にある。
不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は、
6組に1組。
不妊治療専門のクリニックが世界一多く、
体外受精の実施数も世界一になっている。
女性の社会進出を進める一方で、
いつ産むのかという視点を見過ごしてきた、
日本のひずみが現れている。
「卵子の老化」による不妊をさらに深刻化させる一因は、
男性側にもある。
実は、不妊の原因の半分は男性側にあるが、
夫が不妊の検査に行きたがらず、
ようやく治療が始まった時には、
妻の卵子が老化しているというケースが後を絶たない。
専門家は「早くに気付いて治療すれば、
自然妊娠が見込めるケースも多い」と指摘する。
番組では、全国の医療機関と不妊治療経験者を対象に、
大規模なアンケート調査を実施。
“不妊大国”ニッポンの姿を明らかにする。
そして、これまで個人の問題ととらえられてきた不妊が、
実は、社会で向き合わなければ解決できない実態を浮き彫りにする。
撮影クルー達の取材現場での思いが溢れています。
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