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〜体をととのえる「自然に近い食べ方」〜
忙しい日々の中で、私たちの食事はどんどん便利になりました。
ふわふわの菓子パン、
口の中でとろけるスィーツ、
飲むと元気が出る気がするエナジードリンク。
でも、便利さの裏側で、
知らず知らずのうちに体は、静かに疲れています。
最新の研究(Cell Metabolism誌, 2025)では、
「超加工食品」を多く摂る人ほど、
肥満・糖尿病・うつ症状のリスクが高まることが報告されています。
なぜ、便利な食べものが
私たちの心と体に負担をかけるのでしょうか。
食品の「加工度」で見えてくるもの
ブラジルの研究者が提唱した「NOVA分類」では、
食品を“どれだけ自然から離れているか”で4つに分けています。
① ほとんど加工していない食品
自然に近い形の食品。
野菜・果物・魚・卵・豆・米など
② 加工の原料
調理の材料となる調味料など。
植物油・砂糖・塩・はちみつなど
③ 加工食品
保存・調理を目的とした伝統的加工食品。
漬物・缶詰・手作りパン・チーズなど
④ 超加工食品
工業的に製造された多成分の食品。
菓子パン・ソーセージ・カップ麺・清涼飲料など
「超加工食品」と呼ばれる④のグループには、
人工香料・甘味料・乳化剤・保存料など、
“食べ物以上の何か”が多く含まれています。
見た目や味を整えるための工夫が、
いつの間にか体への負担になっているのです。
なぜ「超加工食品」は体に負担をかけるのか
満腹を感じにくく、食べすぎてしまう。
甘味料や香料が脳を刺激し、“もっと欲しい”と感じやすくなります。
腸内環境が乱れやすい
添加物が腸内細菌のバランスを崩し、慢性炎症の原因になることも。
血糖値が急上昇しやすい
精製された糖や油が多く、血糖値とインスリンが大きく上下します。
つまり、超加工食品は「エネルギーはあるけれど、命の情報が少ない食べ物」。
体はカロリーで満たされても、細胞は“栄養の空腹”を感じているのです。
🍚 加工度の低い食事が、体をととのえる
やすらぎの里では、どの食事コースで参加されても、
最終日には養生食をいただきます。
野菜の煮物や具だくさんの味噌汁、玄米ごはん――
どれも、素材の味を生かしたシンプルな食事です。
こうした“加工度の低い食事”には、こんな力があります。
味覚のリセット
自然の甘み・うま味に敏感になる
腸内環境の改善
発酵食品と食物繊維が腸を元気に
自律神経の安定
血糖値の波が減り、心が穏やかになる
体は本来、シンプルなものでできています。
だからこそ、食べものもシンプルであるほど、
体は安心して働けるのです。
今日からできる“小さな見直し”
原材料を見て、知らない言葉が少ないものを選ぶ
「自分でつくれるか?」を基準に考える
例:ポテトチップス → じゃがいもの素揚げならOK。
朝食を自然なものに
菓子パンやシリアルより、おにぎりやゆで卵を。
飲みものは水やお茶を基本に
カフェオレ・ジュース・炭酸飲料を減らすだけでも、体が軽くなります。
すべてをやめなくても大丈夫。
「ちょっと減らしてみよう」――その一歩で、体は確実に変わります。
🌿まとめ
刺激を求める脳は加工食品を欲しがりますが、
体は、“自然に近い食べ方”を求めています。
食べることは、生きること。
食を整えることは、心をととのえること。
今日の一食を、できるだけ加工度の低いものにしてみましょう。
その小さな選択が、あなたの体と心を、やさしくリカバリーしてくれます。
🍚養生食でリトリート
やすらぎの里は、断食だけでなく、
加工度が少ない、理想的な食事を食べながらの滞在もおすすめ。
定期的に利用するリピーターの半分くらいは、
養生食コースで滞在されています。
日常から離れ、自然の中を歩き、
お腹を空かせて、自然な食事を味わって食べる。
温泉三昧して、マッサージを受けて、
早寝早起きの規則正しい生活。
体のリズムが整えば、心もスッキリ整います。
👉【休んでも抜けない疲れ】「気づく→整える」体系的リカバリー
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