「幸せってなんだっけ」

シアワセってなんだっけ、なんだっけ~♪
ポン酢しょうゆのある家さ~♪(明石屋さんまサンのCM)
こんなのありましたね。(古っ?)
幸せとは、
豊かさとは。
そんな、永遠のテーマに、
現代的なアプローチで迫った本です。
心にとまった文章を紹介しますね。


若年層の生活全般についての幸せ度インタビュー調査によると、
日本の16~34歳の幸せ度は、14ヶ国中10位。
調査結果について、二つの世界が浮かび上がったとしている。
ひとつは「物質的に豊かだが、将来について悲観的である先進国と、
もうひとつは「大きな課題に直面しているが、
楽観的で希望に満ちた発展途上国」


誰もが「豊かさ」を目指して、
競争しながらどこまでも階段を昇っていかなければならない、
というストーリーそのものが問題なのだ。


もうそろそろ気付くべきなのだ。
これまで目標に掲げてきた
「成長」そのものを最初から見直すこと。
成長がもたらしてくれるはずの「豊かさ」によって、
私たちは幸せになれないらしい。
ならば、そんな「豊かさ」に、
大きな価値を置くのはもうやめにしよう。


人間を幸せにしない日本というシステムの著者のウォルフレンは、
日本人が抱え込んだ不幸の根本原因として、
戦後の日本が成し遂げたふたつの偉業をあげる。
ひとつは、世界のどこよりも効率的に、
工業製品を生産するシステムを作り上げたこと。
もうひとつは、あくまで産業の発展を最優先し、
誰もそれに抵抗できない社会をつくりあげたこと。
このふたつの偉業の上に成り立っている日本社会を彼は、
「巨大な生産マシーン」と名づけた。


貧しくてかわいそうだと言われている人たちのほうが、
のんびりと暮らし、
金持ちで豊かだといわれている僕たちのほうが、
あくせくと暮らしているということは実際にある。
そして、そればかりではなく、
豊かなほうがかえって不幸せだということも実際にある。


僕たち日本人は、豊かにもかかわらず忙しいのではない、
豊かさ故にこそ、忙しいのだ。
どうやら僕たちは豊かさのために、
幸せでいる暇もなく、せっせと働いているらしい。


消費社会では、今の自分に満足することは許されない。
豊かさの無限成長を約束しているはずの社会が、
実は、人々の日々の不満でなりたっているとは。
幸せは馬の鼻先にぶら下げられたニンジンのように、
いつもちょっと先のほうに置いてある。
手に入れてしまったら、もうそれは幸せではない。
そして、求めるべき幸せは、また目と鼻の先にある。
そうしてぼくたちは、
ハツカネズミのように踏み車を回し続ける。


本当の経済学というものは、
より少ない消費で、より大きな幸福を得ることを目指すものだ。


経済は、まるでそれが宿命でもあるかのように、
成長し、発展し続けるものだと考えられてきた。
これは、自然界というものが、
成長をいつ、どこでやめるか心得ているのと大違いだ。


地球とつながる、自分とつながる、人々とつながる、
この3つとつながることこそが幸せへの道です。


なんでこんなに忙しいかって?
それは要するに、時間をお金に変えてしまったから。
時間が減り、忙しくなれば、生きるために必要なつながり、
自然との、人との、モノとの、自分自身との良い関係が壊れていく。
だって、どんなつながりも手間ひまがかかるものだから。


日本人ほど、人々がお互いを急がせ、
自分を急がせている社会も珍しい。
ぼくたちは親として、教師として、
こどもたちにいったいどれだけ急げとか、
早くとか言ったら気がすむのだろう。
幼児、老人障害者などのもつ独特の遅さに対して、
ぼくたちはますます苛立ちを募らせていないか。
でも僕たちが待てないのは、他人ばかりではない。
自分自身がもう待ちきれないのだ。
自分にさえ待ってもらえない自分はどうなるのだろう。
しまいには壊れる。
僕たちはそれをすでに嫌というほど見てきたではないか。


人間らしく生きるとは、お互いにつながりあい、
認め合い、助け合いながら生きるということ。
それが愛。
そして、それが幸せというものだろう。
その大切なつながりのために、
たっぷりとした時間を注ぎ込むことが必要なのだ。


「今日のやすらぎ」
玄関先で、いい香りを放つ“沈丁花”
甘い香りに、春を感じますね。
沈丁花の花

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