私がやすらぎの里に行ってみようと思ったのは、
最近の自分の食生活のすごさ、改善したくても自分ではどうにもならない。
甘いものを食べまくりで、少々過食気味になりつつ、
この辺で止めなければ・・・。
去年の夏服もきつくなってきたし、
持病の腰痛と新陳代謝の悪さも改善したい。
これには断食しかないと思ったのです。
実はわが社の社長は何年か前からやすらぎの里に定期的に行っていたので、
以前か らすっごく興味はあったのでした。
5月11日(土)断食前日この日は午前中ボクササイズに行って汗を流し、
昼食は「明日からは食べられない」という衝動から
大好きなクラブサンドを美味しい紅茶といただく。
夕食は本当は軽めにするようにということだが
「最後、最後・・・」と思いながら大好きなアナゴ寿司を食べ、
0時まではとお菓子を食べ続けた。
「鈴木恵子さんの断食日記」
1日目 5月12日(日曜日)
朝からお茶とお水以外は禁止なので、気分を紛らわすために掃除をしたり、
買い物に行ってみたりと午前中を過ごし、昼過ぎに家を出発。
東京駅からスーパービュー踊り子号に乗って伊豆高原を目指す。
もちろんバックの中には水とお茶のペットボトルを持参し、
話す相手もいないので雑誌を2冊も買い込み乗車する。
途中、車内販売でアイスなどを売りに来て敏感に私の脳が反応する。
伊豆高原駅からタクシーでやすらぎの里までというと運転手さんが
「今日からなの?がんばってね。さっきも女の人を乗せたよ」といわれる。
やっぱり人気があるんだ。
やすらぎの里に着くとスタッフの方が館内を案内してくれ、
自分の健康状態や食生活を問診表に記入する。
その後部屋に通される。
私は相部屋希望だったので、どんな人が一緒になるのか不安だったが、
偶然にも住まいも東京で歳も近い元気な方だったのでほっとする。
(彼女とは一緒に来た友人同士と思われるほど仲良くなった)
先生から呼ばれて個人面談と体重、体脂肪の測定、自律神経の検査があった。
私は自律神経の働きを表す数値が平均より低くて、
体重の割りに体脂肪が多かった。
がん ばって運動しているのにちょっとショック。
18時から夕食といってもお吸い物のみ。
ただ空腹感はまだない。
自由に飲めるハブ茶と水、断食中に一日一袋飲める
生姜湯で空腹もごまかされているよう。
19時より説明会があり同じ一週間コースの人たちが集まるが、
若い女の人が多いのに驚く。
見た目ではなんで参加しているの?と思ってしまうような人もたくさんいる。
お風呂は温泉で入り放題。
断食中は長湯は禁止なのに、まだ一日目で元気なのでつい長湯してしまう。
22時が消灯だが、最近こんな早い時間に寝てないなぁ~。
早起きして明日からいっぱい歩くぞ!
2日目 5月13日(月曜日)
6:30 目がさめる。
7:30 朝の体操
10:00 朝食(酵素ジュース)
10:30 治療整体マッサージ、吸い玉(カッピング)
15:30 散歩
17:00 リラクゼーション(ヨーガ)
18:00 夕食(お吸い物)
昨日飲んだ下剤が効いてきたよう。
夜はよく目が覚めたけど眠さはない。
中国の気功体操。
軽い動きなのに汗が出る。
朝食が10時からなので、ちょっとお散歩に外に出る。
なんかやけに元気がある。
片道20分くらいの八幡野港まで歩く。
海の潮の香りが心地よい。
散歩から帰ると温泉へ。
なんか頭が重いかも・・・。
甘くて少し酸味のあるジュースで腸の働きを整える効果があるそうだ。
ローラーベット吸い玉は悪いところがサラミのように赤くなる。
私はストレスと胃腸のつぼがかなり赤くなった。
ストレスをストレスと感じていないような人ほど
体内にストレスを溜め込んでいるとのこと。
一時間の治療の後、また散歩へ出かける。
今度は八幡野港から城ヶ崎自然研究路に入り、
橋立つり橋を過ぎ、伊豆高原駅に戻るコースを歩く。
自然研究路は原生林の森の中を歩くのでとっても気持ちがいい。
鳥のような鳴き声に目を向けるとなんと「りす」だった。
初めて鳴き声を聞いたかも。
一日の達成目標一万歩は余裕に超えた。
でもさすがに足腰が痛い。
断食中は五感が敏感になっているそう。
そういえば、花の香りがよくわかったなあ。
食後は温泉へ。
さすがに足が痛い。
断食をやると弱いところに反応がでてくるらしい。
私は腰みたい。
入所時より体重が2.4Kgも減っていた。
夜は疲れたせいかよく眠れた。
3日目 5月14日(火曜日)
6:00 目が覚める
7:30 体操
8:00 治療(整体マッサージ・鍼灸・ローラーベット)
10:00 朝食(酵素ジュース)
14:00 観光スポットへドライブに連れて行ってもらう
17:00 リラクゼーション(呼吸法)
18:00 夕食(お吸い物)
近くの海が見えるところまで散歩に出る。
波の音を聞いて海を見ていると心が休まる。
結構足腰に来ている。
さすがに断食の影響か途中で体操をやめる人もいる。
筋肉が硬くなってしまっている。
激しい運動よりもストレッチ等で筋肉を伸ばして柔らかくすることが大切といわれる。
朝食後、今日も城ヶ崎自然研究路へ向かう。
昨日よりも遠くまで2時間半くらいかけて歩く。
先生が伊豆高原の観光地をドライブに連れて行ってくれる。
大室山ではリフトに乗って頂上まで行く。
頂上が一周15分くらいのお鉢めぐりのコースになっている。
情けないかな途中の階段でつまずいて転ぶ。
足に来ているのかな?
一碧湖では喫茶店に入ってお茶を飲む。
気分がだいぶ満たされた感じがする。
みんなとたんに元気になった。
城ヶ崎のつり橋では、この滞在中にやすらぎの里から
ここまで歩くように社長 に指令を受けている場所。
歩く自信がないので念のため写真を撮っておこう。
代謝をよくしたり、便秘解消、頭に上っている気を元に戻す効果があるという。
一日3分寝る前にやるのが良いとのこと。
断食中に一日一袋だけ許されていた生姜湯も今日でお終い。
明日からは食事ができるぞ!そう思うと元気復活。
消灯までは温泉でリラックス。
4日目 5月15日(水曜日)
6:00 起床
7:30 体操
8:00 散歩
10:00 朝食
11:30 治療 (アロママッサージ・足のエアーマッサージ・ローラーベット)
17:00 リラクゼーション(楽健法)
18:00 夕食
19:00 陶芸体験
21:00 帰宅後温泉へ(体重3Kg減)
歩き疲れからか、ふくらはぎがパンパン・・・。
散歩をやめて温泉へ。
待望の朝食を美味しくいただけるよう散歩に出かける。
伊豆高原駅まで歩く。
帰りは バスに乗って戻るが、そのまま浮山温泉郷の海が見える場所まで直行。
地元の人に教えられ、海の近くの岩場まで降りた。
なんてすばらしい景色なんだろう。
大きな声で「きもちいい~!」と何度も叫んでしまった。
こんなにも海ってきれいなのか。
波の音、海の青さ、すべてが気持ちいい。
本当なら伊豆七島が眼前に見えるらしいが、結局私たちは見ることができなかった。
春は霞がかかっているから仕方ない。
粒の入っていない重湯に具なしの味噌汁だが、
ゴマがかけ放題なので重湯にたっぷりかける。
美味しいけど早く食べることができない。
食べられるってこんなにも幸せだったのか。
今日はアロマのオイルマッサージがあった。
私はウッド(木)系の香りを選んだ。
初めての体験だったがこれははまりそう。
香りを感じてリラックスしながらのマッサージ。
とても贅沢な気分になれた。
海外では普通だが、日本ではまだまだ金額も高くて行きづらい。
でもこんなにいいものだったら、機会をつくって行ってみよう。
2人組でお互いの足や腕を足で踏む相互マッサージ。
散歩で疲れた足がすっごく気持ちいい。
米粒が少しだけ入っているお粥、お味噌汁(お麩が3個)、
小梅干2個朝食に比べると食べるペースが早くなった。
味も噛みしめられる。
目標の城ヶ崎コースを達成できたので、
これからは趣味に走ろうと思い、さっそく陶芸へ行く。
手びねりで梅干つぼを作った。
何を作ろうかと考えたときに真っ先にこれが浮かんだ。
かなり梅干に執着しているようだ。
5日目 5月16日(木曜日)
6:00 起床
7:30 体操
9:00 治療 干渉波治療器(アブソニックより強力なマシン)
10:00 朝食
17:00 リラクゼーション(操体法)
18:00 夕食
19:00 食事の講義
朝から雨が降っているので、散歩は中止。
温泉でゆっくりと。
なんか身体が軽い感じがする。
気分もいい。
お腹にアブソニックのような干渉波治療器を当ててお腹の脂肪を燃焼させる。
お腹がかってにぶるぶる震える感覚はなんともいえない感覚だった。
断食中よりも食べ始めたら空腹を感じる気がする。
全部余裕で平らげる。
みんなす ごく美味しい。
食事のお話はとても考えさせられた。
とても具体的でわかりやすい話だったのでみんなで納得する。
今までの私の食事はちょっと偏っていたようだ。
家に帰ってから実行してみようという気になった。
6日目 5月17日(金曜日)
6:30 起床
7:30 体操
10:00 朝食
11:30 治療(整体マッサージ・吸い玉・ローラーベット)
15:00 退所面談(体重・体脂肪・自律神経検査)
18:00 夕食(自然食のコース料理)
なんか眠い・・・。
目を覚ますために温泉へ。
すごくゆっくり入った。
回復食が始まり体操するのが楽になっているのが実感できる。
「うどんだ~!」うれしい。
お粥以外のものが食べられた。
思わずつゆまで飲んで しまった。
一回目の吸い玉よりも色がずいぶん薄くなっていた。
老廃物がだいぶ出て血液がきれいになっているようだ。
最終結果発表気分でどきどきだったが、
体重は2.6kg減、体脂肪がなんと5%減だった。
自律神経の働きも全体的にアップ、特に体脂肪5%は優秀な成績らしい。
先生に今回の参加者で一番がんばって
歩いていましたねとお褒めの言葉をいただく。
次々に運ばれてくる料理はどれも手間のかかった美味しい料理ばかり。
こんなに美味しいと思って食べるのは
初めてといってもいいのではないだろうか。
ゆっくりと時間をかけて、
仲良くなった友達と楽しくお話しながら最高のひと時だった。
7日目 5月18日(土曜日)
6:30 起床
7:30 体操
9:00 朝食
11:00 チェックアウト
最後の温泉を堪能する。
最初よりずっと楽にできる。
家に帰ってからも忘れないようにと、体操のビデオを買って帰ろう。
実はあまりの興奮でメニューを書き留めなかった。
身体に栄養がいきわたるのが実感できる。
友達と写真を撮ったりして、別れを惜しみながら「やすらぎの里」を後にする。
「やすらぎの里の一週間を終えて」 鈴木 恵子さん
行く前は自分に断食ができるかどうか不安があったが、
振り返ってみると断食中つらさは感じなかったし、
もしかするともう少しくらい食べなくても・・・ともおもってしまう。
どちらかというと断食明けの爽快感がなんともいえなかった。
また、この断食をともにした仲間たちとは本当に打ち解けることができ、
自分の悩みも恥ずかしがらずに話すことができた。
いろいろな人たちがそれぞれの悩みを抱えて、この場所に集まってきている。
深刻な人もいるけど、みんなの中にいると気持ちが安らぐようだ。
お互いが励ましあって元気になって帰る。
だからこそリピーターも多いようだ。
(もちろん今も仲良くなった人たちとメールで近況報告をしています)
自然の中で自らも自然に帰って、新たなスタートをできることは
ストレス社会には必要なことだ。
ところでその後の私の生活はどうか知りたいですよね。
頑張ってますよ。
間食はやめて先生の指導を守り、玄米を続けています。
ちょっと家族からは煙たがられていますが、
母は絶対のこの食事法にするべきと思うのですが。
お世話になった先生はじめ、スタッフの皆様、参加を勧めてくださった社長、
仕事のフォローを引き受けてくれた社員の皆さんに感謝しています。
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