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『 やすらぎ通信 』 第556号 2015.7.21
~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は梅雨も明けて、
澄んだ青空が広がる快晴!
湿気も少なくて、
空気が軽くて気持ちいいです。
暑いけど、
夏はやっぱりいいな~♪
白いハマユウの花が咲く伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】本当の空腹感
【2】やすらぎのレシピ
「人参シャーベット」
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】本当の空腹感
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このコーナーは、
やすらぎの里のブレーン、
高原館の治療主任の小針先生が、
読者のみなさんに熱く語っていきます。
僕(大沢)も分からないことがあったら、
何でも彼に聞いています。
歩く健康辞典、ヨガする哲学者、
静かに燃えてる草食男子・・・。
今回のテーマは「本当の空腹感」
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高原館の小針です。
今週もよろしくお願いします。
断食をしてみると、
普段の空腹感がなんとも頼りない
空腹感であることに気が付きます。
断食を数日行うと、
まぎれもない肉体的な飢餓、
そして栄養摂取の要求を感じます。
この飢餓という生命の危機が
裏打ちした空腹感を味わってしまうと、
いかに日常的な空腹感というものが、
「習慣としての空腹感」であるかわかります。
つまり、「もうそろそろ食べる時間だから」
という自己暗示によって、
なんとなくお腹が空いたような気がするのです。
こうした淡い空腹感では、
「今、何が食べたいか」それほど個別、
具体的に思い浮かばないものです。
反対に、肉体的な飢餓に基づく
栄養摂取の要求としての空腹感の場合、
今、まさに何が食べたいか、
個別、具体的、
そして詳細に連想できるものです。
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知識過多、感覚不在の現代人は、
体の声を無視し、我慢や無理を通しがちで、
食事でさえ、栄養や体裁を考慮しても、
まさに今、自分の身体が必要とする食べ物を
感得する感性が鈍っています。
淡い空腹感は、
知識が割り込む隙を与え、
不必要な食べ物を、
漠然と食べることになります。
当然、気持ちが向かず、味わっていないため、
心身が満たされることなく、
この精神的な渇望感がまた不必要に多量な、
あるいは刺激的な、
荒れた食生活を恒常化させていくのです。
ストレスが内臓をむしばむように、
体が欲していない食べ物を取り入れたところで、
齟齬を生じ、消化・吸収・代謝・排泄が
円満に行われるとは思えません。
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翻って断食は、本当の空腹感を待ち、
本当の食欲に向き合うことで、
自分に必要な食べ物が理屈でなく
身をもってわかるようになるのです。
当然、真剣に味わって
食べることになるでしょう。
即ち、肉体的、精神的な満足感であって、
良好な精神状態に由来する、
健全な内臓機能によって行われる
消化・吸収・代謝・排泄は、
健康をもたらすことでしょう。
味わって食べることが、
なにより食物を
肯定的に受け入れる土台であって、
換言すれば、味わうことに耐えられない
不自然で人工的な食品は、
避けてしかるべきものとなります。
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現代の食を取り巻く環境は、
必ずしも理想的とは
言えないところがあります。
不自然なこの時代に
生きるという業を鑑みながら、
なお健康的に生きるということは、
自然の一部である人間の、
野性ともいえる感性を
蘇らせることに尽きるでしょう。
食べたい時に、食べたいものを、
食べたいだけ食べるという、
ストレスフリーで、
全き自由な食事にシフトしていくために、
断食があるのだと思っています。
■ やすらぎの里について
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【2】やすらぎのレシピ
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「人参シャーベット」
調理スタッフの長澤です。
ようやく梅雨も明けて、
本格的な夏がやってきましたね。
暑い季節のデザートに、
やすらぎの里・定番メニューの
「人参シャーベット」はいかがでしょうか?
免疫力を高めるβカロチンたっぷりの
人参で作るシャーベットです。
βカロチンには、
粘膜や皮膚を丈夫にする効果もあるので、
女性には嬉しいですよね。
※人参には、ビタミンCを破壊する
アスコルビナーゼという酵素があるので、
かならず、レモンなどの酸味のあるものを入れないと、
ダメだと言われてきましたが、
最新の情報では、入れなくても、
ビタミンCはきちんと吸収されるらしいです。
だけど、入れた方が、
人参の青臭さが取れて美味しいです。
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「人参シャーベット」
●材 料 (約10個分)
人参 150g、りんご 300g
レモン汁 75cc
「りんご4:人参2:レモン汁1」
の割合で作れば良いので、
お好みで作る量を調節できます。
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●作り方
1.人参は皮をむき、細かく刻む。
※フードプロセッサを使うと簡単です。
2.りんごも皮をむき、芯の部分を取り除いて、
ひと口大の大きさに切ったら、
塩水に浸してから、ザルにあげ水気を切る。
3.2とレモン汁をミキサーにかける。
4.3に1の人参を入れ、
よく混ざってドロドロになるまで、
再びミキサーを回す。
5.4を50gずつラップで包み、
冷凍庫で凍らせる。
6.食べる15分位前に冷凍庫から出し、
ラップの上から押してくずし器に盛る。
冷たくてさっぱりしたシャーベットの出来上がりです♪
※りんごとレモン汁を先にミキサーにかけてから、
人参を入れないとミキサーが回りにくいので、
注意してください。
■ 体で覚える食養生
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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
その中の一部をご紹介させていただきます。
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気持ちよかったです。
美味しかったです。
心地よかったです。
日常の中にある普段見過ごしている、
たくさんのことに気づかせていただきました。
「栄養摂取の誓い」心に染みました~。
2度目の参加でした。
初めて参加した際、ゆったりと体を動かし、
自然に囲まれる毎日に、
母を連れて来たいなあと思い、
今回、実現しました。
ご一緒のみなさんや
スタッフのみなさんに助けられて、
大変充実した一週間を過ごすことができました。
やすらぎの里は体の健康だけではなく、
心の健康もケアしてくれる、
素晴らしいところです。
これもひとえに、先生はじめ、
スタッフのみなさんの
「健康で人を幸せにしよう」
という思いなんだと感じます。
本当にありがとうございました。
50代 女性
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人生初の断食。
ダイエットの目的で参加しました。
日に日に体が軽くなるのが分かり、
また、日ごろの食生活や、
自分自身とゆっくり向き合う時間ができ、
とても充実した日々でした。
食事も美味しく、スタッフの方も親切で、
無事に一週間乗り切りました。
ありがとうございました!
20代 女性
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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大室山の麓の「さくらの里」
今年からラベンダーが植えられて、
きれいに咲いています。
今までは、いろんなお花を植えていたのですが、
乾燥で枯れたり、鹿に食べられたりと、
年によって、かなりバラつきがありました。
ラベンダーは鹿も食べないようで、
しっかり根付けば、桜が咲かない夏の時期に、
きれいな花を見せてくれそうです。
きれいな写真が取れたら、
ブログにアップしますね~。
■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/diary
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