『 やすらぎ通信 』 第675号 2018.2.20
~ 断食の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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こんにちは、
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は寒さもゆるみ、
穏やかな日差しが春を感じさせます。
伊豆は早咲きの桜がたくさん植えてあり、
あちこちでピンクの花が咲いています。
河津桜の原木がある河津よりも、
伊豆高原の方が咲くのが早いようで、
こちらでは5~8分咲きで、もう見ごろ。
週末には、河津も5分咲き位になるかな。
そしたら、みんなとマイクロバスで、
見に行ってこようと思っています。
ピンクの河津桜が見ごろの伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】燃え尽き症候群
【2】やすらぎのレシピ
「白菜のポタージュ」
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】燃え尽き症候群
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やすらぎの里には、
看護師や医師などの医療従事者や、
介護士、カウンセラー、教師など、
人と関わり、人を援助する仕事をしている方が、
たくさん来ています。
そんな方と話をしていると、
燃え尽き症候群の兆候がある方がたくさんいます。
冬季オリンピックも盛り上がっていますが、
自分を限界まで追い詰めるアスリートの方も、
燃え尽き症候群になる方が多いようです。
電撃引退を表明した安室奈美恵さんも、
引退理由は「燃え尽き症候群」
ではないかと言われています。
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「燃え尽き症候群とは」
燃え尽き症候群は、
(バーンアウト・シンドローム)
もともと、モーターが焼き切れる状態を表わす
「バーンアウト」から来ています。
これまで熱心だった人が、
急激に意欲や興味を失い、
場合によっては、
うつ病のような状態になることもある。
実際に、症状は「燃え尽き症候群」でも、
「うつ病」と診断されるケースも多いようです。
こうやって書いていると、
人ごとではなく、自分も同じだなと感じます。
20代の頃、東南アジアを放浪した後、
日本に帰ってきた頃、3か月くらい、
かなり無気力になっていました。
高原館のオープンのときにかみさんが倒れて、
そのバタバタがひと段落した後。
仕事はやっていたのですが
肉体的にも精神的にも、
燃え尽きそうになっていました。
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「燃え尽き症候群の症状」
ちなみにバーンアウトには、
おもな症状として次の3つがあります。
1、無気力感
仕事などで力を出し尽くし、燃え尽きた消耗感。
2、他人との接触を避ける
人と関わるのが煩わしく感じ、事務仕事に没頭したり、
型通りの対応しかできなくなる。
3、自己否定
仕事の質が急激に落ち、自分に自信がなくなり、
自己否定や離職につながる。
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「燃え尽き症候群だと感じたら」
意欲のエネルギーが燃え尽きたのですから、
しっかり充電できるまで休みましょう。
無理してがんばるほどに症状が進み、
本格的なうつ病になると、
回復にも長期間かかるようになります。
自分の心や体としっかり向き合うためにも、
自然の中のリトリートの滞在がおすすめ。
日常から離れて、立ち止まる。
ぼ~っと、空を眺めたり、
鳥の声に耳を傾ける。
十分な休息が取れて、体の調子が回復すると、
気持ちも自然に前向きになってきます。
誰かの期待に応えるだけの生き方から、
自分を大切にする時間もしっかり取る。
成果を焦らず、
きちんと自分の心の声も聞いてあげる。
それができるようになると、
燃え尽き症候群が、自分らしい生き方を見つける、
とてもいいギフトになります。
他人の期待に合わせた生き方が燃え尽き、
その中から、自分らしい生き方が芽を出す。
やすらぎの里は、そんな人たちが、
安心して自分と向き合える場で、
在りたいと思っています。
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【2】やすらぎのレシピ
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「白菜のポタージュ」
やすらぎの里・本館キッチンの小長谷です。
やすらぎの里では、一週間コースのお楽しみ、
金曜日のディナーに、季節のスープが出ます。
お出汁と塩、コショウのシンプルな調味料で、
お野菜のうま味をしっかり引き出した、
心温まる白菜のポタージュをご紹介します。
<材料>
白菜 500g
玉ネギ 1/4個
一番出汁 500cc
豆乳 500cc
小麦粉 大さじ1
塩 小さじ1/2
コショウ 少々
<自家製クルトン>
天然酵母パンをサイコロに切り、
100度で10分乾燥させる
<作り方>
1.白菜をざく切りにして、
一番出汁で30分くらい煮る。
2.鍋に油をしき、玉ねぎを炒め、
しんなりしてきたら小麦粉も入れよく炒める。
3.1の煮汁を少しずつ入れ、
白菜が甘くなるまでさらに30分くらい煮る。
4.粗熱がとれたら、豆乳と合わせ、
ミキサーにかける。
5.豆乳が分離しないように弱火で温めながら、
塩、コショウで味付けする。
6.蒸した白菜と自家製クルトンを飾る。
コトコト煮て、甘~い白菜ポタージュ。
ぜひお試しください。
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【3】寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
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2月9日から3泊4日
高原館に滞在した皆さんの声です。
朝の清々しい空気の中みんなでお散歩したり、
ワイワイ楽しい週でした。
人生の大きな変化を迎えたゲストもいて、
蘇ったように元気な姿をたくさん見れました。
深澤
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「自信」 40代女性
自分の体を信じようという自信が持てそうです。
食べなくても、吊り橋や大淀小淀まで散歩できるし、
大室山も行けるし普通に楽しく観光できました。
普段どれだけ、必要以上に
食事をとっていたかが実感できました。
お世話になりました!
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「体調を整えてくれる」 60代女性
ダラダラ食べたり寝起きしたり・・・。
の生活から離れ、良い空気の中でリズムのある生活、
バランスの良い食事、適度の運動、温泉が、
体の体調を整えてくれることを再確認できました。
日常生活でも取り入れて、
気をつけたいと思います。
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「自分自身をみつめ直す」 40代女性
食生活が乱れていたので、
一度リセットしにきました。
食事の意味や自分自身を
みつめ直すことができました。
ここで学んだ事を少しでも
自分の生活に落とし込んで、
よりよい健康生活を手に入れたいです。
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「命の洗濯」 50代女性
自然の中のびのびとすごせて
命の洗濯ができ、よかったです。
館内がきれいで、きもちよくすごせました。
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「脳もとても疲れている」 40代女性
体だけでなく脳もとても疲れているんだと実感できた。
今回はテレビ、PC、ケイタイ等も
すべてシャットダウンして過ごしたので、
特に休息効果を感じられた。
いつも親切で温かなスタッフの皆さんに
本当に感謝です。
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「今ここ」 40代男性
食べなくても生きていけるんだということに気づいた。
普段の食生活がいかに習慣で食べていたか、
お腹が空いていないのに食べているのかが良く判った。
ここで学んだことを日常生活に取り入れる事で、
今後どんな変化があるのか楽しみです。
全体を通して「今ここ」を
しっかりと味わって生きることの
大切さが伝わってきました。
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「朝気持ち良く目覚める」 50代女性
いつもは一週間のコースだったので
もの足りないかなと思っていましたが、
短い気がしないくらい充実した内容でした。
王子さまのやさしい口調に、
自然な感じで身体ものびてヨガも楽しめました。
日頃、睡眠が大事とわかっていても
なかなかできない気がしていましたが、
ここに来て、早めに寝て、
朝気持ち良く目覚める事の
すばらしさを体感できたのが、
最高にうれしいです。
また来ます。
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【4】 編集後記
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今週は旧正月(春節)の関係で、
仕事で中国に行っている方や、
香港で暮らしている方などが、
何名か滞在されています。
調べてみたら、中国だけじゃなくて、
シンガポールやマレーシア、ベトナム、
インドネシア、モンゴルでも、
国定の休日になっているようです。
そういえば、養生館の隣の「坐漁荘」には、
台湾や中国からのツアーバスが連日来ていたな。
伊豆高原で暮らしていても、
グローバル化の波を感じるこの頃です
大沢
2005 (C) Yasuraginosato
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