●目次
○自律神経を調える
○やすらぎの台所から
「竹の子団子のスープ、竹の子のステーキ」
○情報スクランブル
「高原館の週末プランが人気です」
「書籍紹介・わかってほしい!うつ患者のホントの気持ち」
○寄せ書きから
【自律神経を調える】
季節の変わり目になると、
調子を崩す人っていますね。
季節の変わり目は、日によって、
気温や湿度が大きく変化します。
このような環境の変化に
からだを順応させるのが自律神経です。
季節の変わり目に調子を崩しやすい人は、
自律神経の調整能力が弱っているからなのです。
この時期、体調を崩さないためには、
自律神経を調える必要があります。
そこで、今回は自律神経の働きを
調える方法を紹介させていただきます。
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「自律神経とは」
自律神経というと、
精神的なものというイメージを
持っている方が多いようです。
確かに、精神的な影響を受けやすいのですが、
自律神経自体は、解剖で取り出すことができる、
神経のひとつです。
すべての内臓、全身の血管や分泌腺は、
自律神経によって支配されています。
知覚や運動神経と違って、
私たちの意思とは関係なく働いているので、
内臓や血管を私たちの意思で
自由に動かす事は出来ません。
逆に、意識しなくても呼吸をしたり、
食べたものを消化するため胃を動かしたり、
体温を維持するため汗をかいたりするのは、
自律神経がきちんと働いていてくれるからです。
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「交感神経と副交感神経」
自律神経には、
交感神経
(緊張している時の神経)と
副交感神経
(リラックスしている時の神経)が
あります。
このふたつの神経は、
同じ器官に対して相反する働きをしています。
例えば、交感神経が血管を収縮させたり、
心臓の拍動を増やすのに対し、
副交感神経は血管を拡張させ、
心臓の拍動をゆっくりにします。
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「ストレスと自律神経」
ストレスがかかると、
まず反応するのが自律神経です。
例えば、山の中を歩いていて、
突然、クマと出合ったらどうなるでしょうか。
まず、びっくりして、
すぐに恐怖感が湧いてくるでしょう。
この時、瞳孔は大きく開いて、
手には汗をかき、鳥肌が立ちます。
全身の筋肉や血管が収縮して、血圧が高くなります。
これらは交感神経の働きです。
さらに、心臓がドキドキして、口もカラカラになる。
これらの働きもすべて、交感神経の作用です。
つまり、敵に対して身構えるときに、
交感神経の働きが活発になるのです。
これらの反応は短く、秒単位でおこなわれます。
しかし、これらの反応は、
眼に見える敵に対してだけ起こるのではありません。
刺激に対して身構えるときに、この反応が起きます。
例えば、人前で発表しなければならない時や、
恐い上司の前に出た時、嫌いな人に出くわした時、
同じように、交感神経系が優位となり、
緊張した状態となります。
しかも、このストレスがすぐに解消されない場合、
この交感神経優位の状態が持続するようになります。
こういうことが積み重なって、
自律神経の働きが崩れてくるのです。
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「自律神経が乱れると」
強いストレスや不規則な生活、食生活の乱れ、
閉経などによるホルモンバランスの乱れなどが続くと、
自然なリズムが乱れてきます。
そうなると、身体の機能が調整できなくなり、
身体のあちこちに様々な症状がでるようになります。
症状の出かたはさまざまで、不規則・不定期に現われ、
ひどくなったり、軽くなったりを繰り返します。
また、外界の変化にも影響を受けやすいので、
季節の変わり目に症状が強くでる事もあります。
○交感神経系の症状
イライラ、動悸、息切れ、
不眠、頭痛、立ちくらみ、
めまい、冷え性、肩こりなど
○副交感神経系の症状
食欲不振、胃もたれ、便秘、
下痢、無気力、いくら寝ても眠い、
集中力低下など
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「自律神経を乱す原因」
1、ストレスと心身の緊張
ストレスなどによるイライラで、心身の緊張が続くと
交感神経優位の状態になり、
それに伴いリラックスさせる働きのある、
副交感神経機能が低下してきます。
最初は動悸、息切れ、肩こりといった、
交感神経系の症状がでてきますが、
次第に副交感神経系の症状
(日中ボーッとしてしまう、食欲不振、
緊張すると下痢と便秘を繰り返すなど)が
現われてきます。
この状態をそのまま放っておくと、
ますます全身に現われる症状の度合いが極端になってきます。
2、不規則な生活
人間のカラダはおよそ12時間交代で
交感神経と副交感神経が、
それぞれ優位になるといわれています。
夜更かしをして、脳を休めることが出来ないと
交感神経が働き過ぎて、副交感神経の働きが低下し、
不眠を引き起こします。
反対に、起床して副交感神経から
交感神経にスイッチが入らないと、
いつまでもボーッとして脳の働きが鈍くなり、
そのせいで夜に頭が冴えて就寝時間がまた遅れて・・・
という悪循環に陥っていきます。
実際に、夜勤のあるような仕事をしている、
看護師、介護師、スチュワーデスの方は、
自律神経の働きが乱れている方が多く見られます。
3、ホルモンバランスの乱れ
自律神経の働きをコントロールしている中枢は、
脳の視床下部という所です。
ここは同時に、
ホルモン分泌の中枢という役目もあるため、
自律神経のバランスが崩れると、
ホルモン分泌にも影響がでてきます。
更年期の女性に見られる、
ホルモンバランスの乱れは、
のぼせ・ほてり・冷感・急な発汗などの
自律神経系の体温調節障害につながります。
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「自律神経失調症」
頭痛やめまい、ひどい肩こり、冷え性で、生理も不順、
病院で検査をしても、特に異常は認められない。
先生は
「自律神経失調症でしょう、
あまり気になるようなら
安定剤でも出しますよ。」
なんとなく納得できない思いで病院を後にした・・・。
こんな経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
病院で検査をしても異常が認められないが、
本人の自覚症状はいろいろある、といったときに、
とりあえず「自律神経失調症」という
病名をつけることもあります。
一口に自律神経失調症といいますが、
原因となることがらから、おおきく4つのタイプに
分類されています。
「自律神経失調症の4つのタイプ」
1、本態性型自律神経失調症
要因:生まれつき自律神経の
働きが乱れやすい
特長:低血圧、虚弱体質、
体力に自信がない人に多い
2、神経症型自律神経失調症
要因:心理的なことが原因で自律神経が乱れる
特徴:自分の身体の不調に敏感な人が
なりやすい身体的な不調が多くみられる場合に
神経症ではなく自律神経失調症と診断される
3、心身症型自律神経失調症
要因:感情や疲労などの日常生活のストレスが
蓄積して自律神経を乱れてくる
特徴:約半数がこのタイプ。
あらわれる症状やその重さが様々
4、抑うつ型自律神経失調症
要因:ストレスの慢性的な蓄積などによるうつ反応
特徴:抑うつ気分が身体の症状に隠れて発見されにくい。
うつの症状が身体症状に強く出ている。
「自律神経を調える」
1、適度な運動
適度にカラダを動かすことにより、
心身の緊張状態が解かれ
全身の血液循環が良くなります。
特に寝つきが悪かったり眠りが浅い人は、
軽い体操を毎日の生活に
取り入れると熟睡しやすくなります。
お勧めは朝の散歩と夜のお風呂上りのストレッチです。
日中は意識的に体を動かすことで、
交感神経の働きを活発にすることができます。
逆に、夜はストレッチや呼吸法など、
交感神経の働きを静める運動をすることで、
自律神経がスムーズに切り替わるようになります。
あまりがんばらなくても
できることから、始めてみましょう。
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2、規則正しい生活
人間の身体には体内時計があり、
日中はカラダを動かし夜はカラダを
休めるようにセットされています。
この体内時計を正しく動かすために、
起きる時間や寝る時間を
できるだけ一定の時間にしましょう。
朝は6時に起きて、夜は11時に寝れたら理想的です。
毎日は無理でも疲れがたまっているときは、
できるだけ6時間以上は寝るようにしましょう。
睡眠時間が充分に取れない人は、
昼に15分お昼寝ができれば、
疲れの取れ方がずいぶん違います。
また、三度の食事を決まった時間に取り、
胃腸を定期的に動かし一定のリズムを
カラダに覚えさせると良いでしょう。
特に、便秘や下痢など
消化器系が気になる人は見直してみましょう。
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3、ストレスの解消
長期間続いているストレスは、
自律神経の働きを乱す大きな原因になります。
ストレスを感じやすい人は、気持ちの切り替えが
上手くできない人が多いようです。
気になっていることだけに気持ちがとらわれないように、
意識的に切り替えることが大切です。
運動でストレスを発散できたら理想的ですが、
疲れていて運動する元気がないときは、
銭湯やマッサージなどがおすすめです。
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4、腹式呼吸
ゆったりとした腹式呼吸は
副交感神経系を活発化させ、
自律神経のバランスを元に戻してくれます。
腹式呼吸には、たくさんの方法がありますが、
基本は息を吸ったときに下腹が膨らんで、
吐いたときにへこむようにするだけです。
はじめは自然な呼吸で、
慣れてきたら吐く息の方を少し長くしてみます。
人間の身体は吐く息でゆるんでいくので、
吐く息を長くすると、
身体の緊張をゆるめることができます。
この呼吸法を寝るときにすると、体の力が抜けて、
熟睡しやすくなり、朝の目覚めが良くなります。
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5、自然に触れる時間をつくる
自律神経は自然のリズムでコントロールされています。
いわば、人間と自然をつなぐ架け橋のようなものです。
自然からかけ離れた、不自然な環境では、
自律神経も乱れやすくなるのも当然でしょう。
逆に、自然の中で、
自然のリズムに沿った生活を送っていれば、
自然に自律神経も調ってきます。
都会で暮らしている人も、公園を散歩してみたり、
休日に海や山に出かけて、
自然の中でボーっとする時間をつくってみましょう。
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6、症状がひどいときは、薬も必要
症状があまりひどかったり、
精神的に不安定な状態が長く続いているときは、
ひとりで抱え込まず、病院で相談してみましょう。
心療内科や精神科を受診するのを、
ためらう方が多いようですが、
ひどくなってからよりも、
軽いうちに受診する方が早く良くなります。
また、薬に抵抗感を持っている方も多いのですが、
上手に使えば、副作用は気にするほどでもありません。
特に、夜よく眠れていない方、
精神的に不安定で気分に大きな波がある方は、
まずは薬で症状をコントロールして、
それから運動や呼吸法など
自然な方法に切り替えていく方が、
結果的に早くよくなる場合が多いようです。
【 やすらぎの台所から 】
4月の初めになると、
先生がゲストのみなさんを連れて
近くの山に竹の子堀りに出かけます。
今の時期は、毎回、
山ほどの竹の子を掘ってきます。
竹の子は掘って
空気に触れるとエグみが出てきます。
掘りたてのものをすぐにゆでたものは、
柔らかくてとっても美味しいんです。
この土地で取れる、新鮮なものをたっぷり味わえる。
田舎に暮らす幸せを実感できるときですね。 文枝
「やすらぎのレシピ」
○竹の子団子のスープ
竹の子がたくさん取れたときに、
根本の硬いところを捨てるのがもったいないので、
なんとかおいしく食べる方法は
ないものかと考えてつくったのがこれです。
やすらぎの里では、わかめと姫皮をくわえて、
お吸い物としておだししています。
団子にしておけばお吸い物やスープに入れたり、
ミートボールのようにしたりと応用は自由です。
下味をしっかりつければ、
からあげ風のおつまみでもおいしいです。
「材料」4人分
竹の子30g、鶏肉(えびのむき身でも可)30g、
生姜少し、三つ葉少し、片栗粉大さじ4、
塩、正油、一番だし3カップ
「作り方」
1、竹の子の根本をすりおろして水気をしぼる
2、1と鶏肉をフードプロセッサーにかける
3、2に生姜のすりおろし、
塩、醤油、卵、片栗粉を加てよく練る
4、2~3cm位のボールに丸め、
片栗粉をまぶして油で揚げる
5、一番だしにお塩とお醤油で味をつけて、
竹の子団子と三つ葉を入れて器に盛る
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○竹の子のステーキ
シンプルだけど竹の子の美味しさが味わえる一品です。
「材料」
竹の子1本(水煮にした状態で300gくらい)
「調味料」
A だし汁 200cc、薄口醤油
大さじ1、塩 小さじ1/4
B 濃口醤油 大さじ1、
酒 大さじ1、みりん 大さじ1
「作り方」
1、竹の子を1.5cmくらいの厚さに切り、
Aで10分くらい煮て冷ましておく
2、フライパンに油をしき、
汁を切った竹の子をBの汁をかけて焼く
3、出来上がったら、上に山椒の葉をかざる
【 情報スクランブル 】
「高原館の週末プランが人気です」
2月末から始まった、
高原館の週末プランがとっても好評です。
「行ってみたいけど、一週間の休みが取れなくて」
そんな声に答えて、はじめた週末プラン。
早くも二度目の利用をしている方もいます。
やはり、週末だと気軽に利用できるんですね。
マスコミにも注目されていて、
まだ始まって2ヶ月なのに、
雑誌や新聞、テレビなど、
たくさんの体験取材を受けています。
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「高原館を取り上げてくれたメディア」
○よみぴあ3月号
「変わりたい自分になれる体験してみませんか?」
○つくばTV
「ファスティングで心と体のリフレッシュ」
○日刊ゲンダイ
4月11日号「悲壮感ゼロのリゾート風週末断食」
○じゃらん5月号「断食でデトックス美人計画」
「健康・5月号に掲載されています」
本館も高原館に負けてはいません。
なんたって、やすらぎの里の本家ですからね。
今、発売中の月刊誌「健康」の5月号に、
やすらぎの里の断食体験ルポが掲載されています。
断食を体験した、57歳の女性は仕事柄、
昼夜逆転の生活をしていて、
めちゃくちゃ疲れがたまっていました。
吸い玉も真っ赤になって、
この人、取材でも体験できて、
ほんとによかったなと思います。
だけど、こんな人、
世の中にはたくさんいるんだろうな・・・。
少しでも、そんな疲れ切った人の
こころと身体を癒せるようにがんばろうと、
スタッフみんなで張り切っています。
「書籍紹介」
○わかってほしい!うつ患者のホントの気持ち
安部 結貴著 主婦の友社 ¥1260
著者自信の10年間に及ぶ
「うつ」体験から書かれた本。
家族が、同僚が「うつ」になったとき、
周囲は、会社はどのように対処するべきなのか、
仕事と治療をどのように折り合い付けるのか、
「うつ」の予防とリハビリの一助になるだろう
体の健康についても触れ、これまでの「うつ」本とは
ちょっと違ったドキュメント満載です。
自分も危ないかもと思っている方、
周囲にうつ病患者がいる方におすすめの本です。
【 寄せ書きから 】
やすらぎの里では来ていただいた方が、
お帰りの際に、寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
その中の一部をご紹介させていただきます。
40年生きてきた中で、
この一週間は私にとって、
経験したことがない日々でした。
毎日、海岸沿いの道を一人で歩いて、
潮風や海の青さに励まされて、
心が解き放たれて、自分を取り戻していく。
食べ物やヨガや呼吸法で、
大切な自分の体が健康になれるようにいたわっていく。
そして、それが浄化された精神につながる。
先生、スタッフのみなさま、
そして一緒に参加したゲストのみなさま。
一週間本当にありがとうございました。 40代 女性
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長い人生の中で、とても貴重な体験、
本当にありがとうございました。
温泉、お昼寝、散歩、
日向ぼっこ三昧の贅沢な毎日でした。
主人の介護も、
がんばらずに行きたいと思っています。 60代 女性
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年末から身の回りにいろいろなことが起こり、
それを整理するきっかけと思い参加しました。
断食明けに食べた、ご飯粒のおいしかったこと!
今までいろんな無駄を
抱えていたなと気づかされました。
これからの自分の方向性を感じきることができました。
新しい方向に進めそうです。
まるで、自分の家にいるような快適さと、
さりげない気配りをいただいた、
先生とスタッフのみなさんに感謝です。 40代 男性
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心もからだもリフレッシュできました。
こんなに何も考えず、ゆったりした時間を
過ごせたのは本当に久しぶりです。
また、元気にがんばれそうです。
みなさんに感謝!ありがとうございました。 20代 女性
「編集後記」
桜の咲く頃から、5月の連休明けまでの伊豆高原は、
新緑がまぶしいくらいに、鮮やかな季節です。
中庭のテラスは、一面新緑に覆われ、
遠くからウグイスの
気持ちよさそうな鳴き声が聞こえてきます。
今年9歳になる愛犬のテラは、いつものように、
お気に入りのベンチでお昼寝しています。
その上に咲く、八重桜の花びらが風に舞い落ちて、
テラのベンチの周りは、
ピンクの絨毯を敷き詰めたようです。
どの季節もそれぞれにいい伊豆高原ですが、
やはり今の季節が一番気持ちいいですね。 大沢
リラックスする入浴術
暑い夏は、暑いからこそ入浴するのが嫌に感じる方もいるかもしれません。<br>
しかし、暑くて疲れがたまりやすい夏ほど、湯船につかるのはおすすめなのです(#^.^#)<br>
<br>
自律神経失調症
自律神経失調症とは、自分の意志とは関係なく動く、心臓や内臓器官をコントロールする自律神経に異常がおきるもの。心理的、社会的ストレスなど心因性..
じゃらんネット
じゃらんネットについて
便秘・下痢に効くヨガ
上半身と下半身を逆方向にねじることで、腸を活性化されるポーズです。
腰のゆがみも解消されて、便通もよくなり、さらにウエストを細くする効果も。
お試しアレ。
じゃらんネットで宿探し!
温泉にゆ~っくりつかりたいね~と思う今日この頃。来年の春には是非とも伊豆あたりに温泉旅行に出かけたいと思っています。そんな中、久しぶりにリクルートのじゃらんネットを覗いてみました。様々な特集が組まれていて、とても賑やかで楽しそう。お勧めスポットとかもあ…