こんにちは、養生館の深澤です。

（海を見ると呼吸が自然と深くなります…）

最近、呼吸の重要性に気づく事が増えてきました。
歩く事と同じくらい呼吸も大事ですよね。

呼吸は命の始まりから終わりまで、
ずっと続いている全身運動です。

新しく運動を始めるのは大変ですが、
今行っていることの質を高めることは
比較的取り組みやすいですよね。

呼吸法を日々行う事で、
呼吸に関係する筋肉群がほぐれてきます。
人は一日に約２万回～３万回呼吸をしているそうなので、
呼吸の質が変わるだけで、大きな変化が訪れます。

第一は、首コリの解消です。

横隔膜と首はつながっていますので、
呼吸は全身のマッサージになるだけでなく
特に首の緊張を和らげてくれます。
首は精神的な緊張も表しますので、
重要なポイントです。

第二に代謝が上がります。

代謝を高めるには、
細胞に酸素を行き届かせることが必要です。
深くゆったりとした息をしていると、
呼吸の数が減り、体の中に二酸化炭素が
とどまる時間が長くなります。
二酸化炭素がなければ、細胞に酸素を届けられないので
結果として酸素が全身に行き渡り、代謝も上がります。

第三は自律神経への刺激です。
常に集中と緊張が続く場面では、
呼吸が浅くなりがちです。
そういう場面が終わったら、
切り替えとして吐く息でバランスを整える。
ランニングした後にゆっくり流したり、
休憩したりするようなイメージです。

呼吸法としておすすめなのが、
吐く息でお腹をへこませていく腹式呼吸法です。

家の中でもできますので、
おすすめのタイミングは、仕事の始まり、終わりの時です。

焦らずゆっくり、質を高めていくような意識で行うと、
日々の生き方まで変わっていく可能性を秘めています。