ニワトリの断食

「ニワトリが断食する」という話は、
聞いたことがあるでしょうか?

これは養鶏業者の間では有名な話ですが、
卵を産むニワトリに断食をさせるんです。

卵を産ませるために飼っているニワトリは
6ヶ月くらいから卵を産み始め、
1年6ヶ月くらいで産卵率が悪くなったり、
卵の殻が柔なくなるため、廃鶏になることが多いそうです。

卵を必死に生み続けて1年で廃鶏って、
ニワトリの世界も厳しいですね・・・。

ちなみに、廃鶏になるニワトリの肉は硬いので、
普通の鶏肉にはならず、
ミンチにして肉団子やハンバーグの原料になるらしい。

この産卵率が落ちたニワトリに
断食をさせるところがあるんです。

業者の間では、
断食とは言わず「強制換羽」と言います。

卵を産み続けて、
弱ったニワトリに断食させるなんて、
動物虐待だと思う人もいるかもしれません。

しかし、身動きが取れない狭いケージに入れられて、
餌を与えられ続け、
太ってくるにつれて動作が鈍くなり、
元気もなくなってくるようです。

ところが、餌を与えないと
日に日に目に力が戻り、
生き生きとしてくるというのです。

10日くらい断食をすると羽が抜け、
その後、餌を食べ始めると
若い鳥のような新しい羽が生えてきす。

そうすると、また卵を産むようになって、
卵の殻もしっかりしてくるというのです。

ケージの中に入れっぱなしで断食すると、
弱ってしまうニワトリもいるようですが、
ケージの外に出して、
動き回らせると、ほとんどが元気になるみたい。

僕はこの話を聞いたときに、
人間と同じだと思いました。

狭いケージに閉じ込められて、
運動しないで食べ続ける。

これでは生命力は発揮されなくて、
免疫力が落ちるのは当たり前だ。

野生の動物と同じように、
自由に自然の中を動き回り、
自分で獲物を捕らえて食べたら、
そりゃ元気になりますよね。

やすらぎの里でおこなっていることもこれと同じです。

ニワトリと同じとは失礼かもしれませんが、
自然な生活をすれば、
自然の力が活発になるのは当たり前なこと。

自然の中で過ごし、
夜になったら寝て、日が昇ったら目覚め、
体を動かして、しっかり空腹を感じてから食事する。

免疫力を高める、適正な体重になる、
生活習慣病を改善する、精神疾患の改善・・・。

いろんな問題があるような気がしますが、
答えはシンプル。

動物として、当たり前の生活をすることだけ。

動物としての土台である体をしっかり整えてから、
自分の好きなことを楽しめばいいんです。

ニワトリにも教えられますな~。
( ̄▽ ̄)

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