高原館のゆるゆる日記「自分とミーティングしてみる(3)」


(今はまだ緑色のドングリです)

こんにちは、高原館のくさむらです。

またまたジャーナリングのお話です。

先日精神科医樺沢紫苑先生のYouTubeを見ていたら、
「賢者のワーク」という方法を紹介していました。

自分の悩みや嫌だなと感じていることを
バァーっと紙に書きだす。

一度その場から離れ、10分から30分後、
改めてその紙を読み返します。
この時大切なのは、
その内容を自分ではなく第三者が書いたもの、
として読み返すこと。

そして紙の空きスペースに、
第三者に向けての「アドバイス」を書いていきます。
自分がカウンセラーや医師になったつもりで。

このお話を聞いた時、
「あっ、ちょっと私のやり方も似てる?」
と感じて嬉しくなりました。

わたしのやり方は、
「パッ」と思いつた答えを書くので、
似ているとはいえ、そこは大きな違いです。

でも共通しているのは、
自分のことを「客観的」に捉える作業をしている点。

悩みや迷いがある時は「感情」が大きくなりすぎて、
客観性を失いがちです。

「辛い」「悲しい」「嫌だ」などの気持ちが
大きくなりすぎていると、
その感情に舵を取られて、
「もうどうしようもない」「あぁ大変だ」と、
前に進もうとする力が無くなってきてしまいます。

ネガティブな感情でいる時は、
その状況を冷静に見られなくなりますし、
だんだん歪んだ見方をし始めてしまいます。

そんなときはとにかく「客観性」を
取り戻す事が大切だなと感じています。

そのためにはどうしたら良いかというと、
「紙に書く」または「誰かに話す」。

「紙に書く」ことは一人でお手軽に出来るので、
やっぱりおすすめです。

どうしようもできないと思っていた悩みも、
「感情」と「状況」を切り離してみる、
つまり紙にバーッと書き出してみると・・・

「意外と大丈夫なのかも」と思えるかもしれませんし、
少なくとも、それ以上悩みが深まりません。
悩みが深まらないだけでも気分は違ってきます。

「感情」が悪いわけではなくて、
「感情」と「状況」が重なってしまい、
冷静さを失い、混乱することが、
苦しみを大きくするように思います。
混乱しているという状態が、
人間にとってとても辛いことなのかもしれません。

「感情」と「状況」をしっかり分ける。
「分ける」だけで良いのだと思います。

しっかり分けられると、
そのあと自然に気持ちが落ち着いてくる。

気持ちを落ちつけようとしても、
あまりうまく行かないけれど、
状況から気持ちを切り離す、分けるだけなら、
それは作業なので、やりやすいと思います。

自問自答、賢者のワークで、
自分自身とのミーティングを重ね、
「感情」と「状況」を分けると、
重たかった気持ちが、
少し晴れやかになるかもしれません。

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