孫を抱くおじいちゃんのようになっている大沢です。
海ちゃんの迷惑そうな顔がまた可愛いのよ。
「自食・オートファジー」
断食で身体が若返るとか、
断食が身体の大掃除になる
という話を聞いたことはありませんか?
今回は断食が身体にいい理由のひとつである、
オートファジー(自食)について取り上げてみます。
Auto はギリシャ語で「自分」、
phagyは「食べる」の意味です。
Wikipediaによると、
“オートファジー (Autophagy)とは、
細胞が持っている、
細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つで、
自食(じしょく)とも呼ばれます。“
「オートファジーとタンパク質」
この自らを食べるオートファジーの働きは、
空腹になったときに活発に働くようになります。
食べられないという、
生命にとっての危機を感じると、
身体は生き延びようと、
必死の適応を始める。
細胞は自らの細胞の中にある、
傷ついたり、老化したタンパク質を食べて、
必要なたんぱく質の素を作るのです。
ちなみに、成人男子は一日に、
200gのタンパク質を合成しています。
しかし、食べ物として取り込むタンパク質は、
平均60~80g。
毎日140~120gも足りない分、
どうしているかというと、
オートファジーで作り出された、
リサイクルされたタンパク質なんです。
タンパク質を取らなければ筋肉が減ると、
お腹も空いていないのに、
タンパク質をただ取り込むだけだとダメなんです。
入れる前に空っぽにして、
オートファジーの働きで、
ゴミのタンパク質を使い切ってから、
良いタンパク質を適量入れる。
空腹で運動すると、
オートファジーの働きは、
さらに活発になります。
これって、断食しながら散歩してる、
やすらぎの里の生活そのものじゃないですか。
断食はただ痩せるだけでなく、
オートファジーの働きで、
細胞の中の大掃除をして、
体の内側からきれいになれる方法なのです。
「オートファジーと断食」
オートファジーの機能は、
誰でも、同じように働いてくれるものではありません。
その人の体質や疲労や
ストレスなどの状況によって、
常に変化しています。
だから、ただ食べなければ、
オートファジーが働いて、
健康になるのかというと、そうではない。
その人の体質に合っているかどうか、
期間はどれくらいが適切なのか、
そこをきちんと見分けてやらないと、
返って逆効果になる場合もあります。
ほとんどの人が無理なく出来て、
体にいい刺激になるのが、
1~3日の断食です。
それ以上の長い断食は、
体の代謝を落とす原因にもなります。
また、断食だけやればいいのではなく、
基本は普段の食生活をきちんとする。
それが出来ない人は、
何か月かに一度、
断食で体の大掃除をする。
むやみにストイックにならず、
かといって、欲望のままでなく、
適度な節制と食の楽しみの、
バランスが大事ですね。
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