こんにちは!養生館のみゆきです(^^)/
9月に入り、夜になると秋の気配を感じるようになってきましたね。
伊豆高原の虫の音も蝉から鈴虫に徐々にバトンタッチしています。
先日いらして下さった男子大学生がお帰りの前に話してくれたことが心に残っているので、今日はそのことについてお話させて頂こうと思います。
やすらぎの里養生館を訪れた彼にとって、人生で初めての断食体験!
最初はきっと、ドキドキされていたことでしょう。
そんな彼が
回復食1食目の「回復大根」を食べてから私に真剣な表情で一言・・・
彼「大根って味があったんですね・・・」
私「・・・」
笑笑笑!!!
思わず「そうですよ~!ちゃんと大根にも味はあるんですよ!」と言いながら笑ってしまいました。
彼曰く、「大根に味があった発見」がこの旅での一番の衝撃的な出来事になったそうです。
確かに普段の食事で、お野菜を何もつけずにそのまま頂くことって、そんなにありませんよね。
それらはきっと「お醤油味」「ドレッシング味」「味噌味」などで、私たちが感じているのはほとんどは「調味料の味」なのでしょう。
彼は今までの人生で「味付き」の「美味しい大根」を沢山食べてきたのだと思います(^^)
その「味」に隠れた「本当の大根の味」を味わうことができた。
ご自分の味覚の変化にとても驚いたのだと思います。
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断食をすると、どんどんと五感が研ぎ澄まされていく感覚を感じる方が多いです。
特に味覚は分かりやすく整いますので、初日には味噌の味もあまり感じられなかった「うっす~いお味噌汁」も段々と
「お出汁そのものの味が染みる・・・」
「お野菜の素材本来の味が美味しい・・・」
とご自身の感覚の変化に驚かれます。
その変化は
「これで十分なんだ」という安堵感や
「素材そのものを味わえる」という豊かさ
などの気持ちの面にも変化を与えるなぁと、ゲストの皆さんを見ていて感じています。
断食をしていてもしていなくても、
きも~ち調味料の量を減らして、「素材の味」を楽しむ機会を作ってみるのも新鮮な体験になるかもしれません(^^)
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