ようやくこの頃は和食、粗食が健康やダイエットにいいというようなこともテレビや雑誌でも取り上げられるようになりました。
しかし、今でもゲストの方とお話していると「太らないようにご飯はあまり食べないようにしているんですけどね」という方が結構います。
私は逆に「だから太るんですよ」というのです。
なぜなら、私たちが日常の生活をしていくためには必ずエネルギーが必要です。
このエネルギーは糖質を主な燃料として作られています。
その糖質の理想的な供給源がご飯なのです。
ご飯は粒のまま食べるのでゆっくり消化されて、ゆっくり吸収される、激しい運動をしていない人にとっては理想のエネルギー源なのです。
それをやせるためにと減らしていくと糖質が不足して動けなくなります。
初めのうちは根性で頑張っていてもそのような頑張りはいつまでも続きません。そのうち身体が猛烈に糖質を欲求してきます。
ひとつだけと食べたお菓子が2つ、3つと止まらなくなってたくさん食べるようになってしまいます。
お菓子はご飯のように満腹感が少ないので、次々と食べてしまいます。ところが砂糖や油脂類が多く使われているお菓子やパンは結構高カロリーの食品です。
例えば6枚切りの食パン一枚はお茶碗一杯のご飯と同じカロリーがあります。
それにマーガリンとジャムをたっぷり塗ればお茶碗二杯分のご飯と同じになります。
さらにデニッシュのようなバターをたっぷりと使った菓子パンになるとお茶碗三杯分になるのです。
また、ご飯を主食に選ぶとおかずもお味噌汁や納豆、お浸しなど和風のあっさりしたおかずになります。
ところがパンを選ぶとコーヒーには乳脂肪たっぷりのクリープを入れ、おかずは脂肪や添加物がたっぷり入ったソーセージやハムになり、サラダにはこれまた脂肪や化学調味料がたくさん入ったドレッシングやマヨネーズをかけることになってしまします。
このようにやせようとしてご飯を減らすと、かえって太りやすいお菓子やパンを食べるようになるので逆に太ってしまうことがあるので注意が必要です。
甘いものが止められないという人はむしろご飯をもっと増やすことにより、甘いものを楽に止めることができます。
カロリーが高く太りやすいのはご飯ではなくお菓子や菓子パン、清涼飲料水などなのです。
「今日のやすらぎ」
この時期、竹の子は1日に何十センチも伸びます。
この時期の竹の子を切ると、切り口から竹が吸い上げた水が出てきて、節の間にたまるそうです。
その水はほのかに竹の香りがしてとてもおいしいのだとか。
竹のぐんぐん伸びるエネルギーをいただけそうですね。
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