朝になって目を覚ましたかみさんは、
自分のことよりも、子供たちの心配をしていた。
「大丈夫、子供たちは、しっかりしてるから」
「疲れがたまっていたんだ、とにかくゆっくり休もう」
そう言って、頭をなでてあげると、
「ごめんね、心配かけて・・・。」
そう言って、涙を流した。
そんな、けなげなかみさんを見て、
どんなことがあっても、
どんなになっても、
こいつを守っていこう、
そう心に誓った。
それからしばらく、
自宅と職場と病院をはしごする生活が続く。
普段の仕事に、高原館の準備、
子供のお弁当を作り、学校への送り迎え、
病院へ行って、夜遅く、洗濯・・・。
高原館のオープンを間近にひかえて、
忙しさはピークを迎えた。
「今日のやすらぎ」
雨にぬれる、つつじの花。
やすらぎの里がある、浮山温泉郷は、
つつじがあちこちに咲いています。
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