「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、ようやく厳しい夏の暑さも落ち着いてきましたね。
9月23日、秋分の日は、昼と夜の長さが同じになる節目の一日。
昔から「お彼岸」として、心や生活を整えるタイミングとされてきました。
今年の夏は猛暑続きだったので、気づかないうちに心と体が疲れ切っている方も多いと思います。
この夏の疲れを引きずったまま、本格的に寒くなると、風邪を引いたり、アレルギーがひどくなったりします。
今回は、秋分の日をきっかけにできる、
「夏の疲れをリカバリーする習慣」をご紹介します。
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夏の疲れが残る理由
1. 自律神経が乱れる → 体温調節の疲労
猛暑の影響で、体温調節を担う自律神経はフル稼働。
冷房と外気温の差も大きく、体は常にストレス状態にさらされていました。
その結果、秋になっても自律神経が乱れたまま、「疲れやすい」「眠りが浅い」といった不調が続きやすくなります。
2. 胃腸の冷え → 消化力の低下
アイスや冷たい飲み物が手放せなかった夏。
実はそれが胃腸を冷やし、消化力を弱めています。
消化がうまくいかないと、栄養が吸収されにくくなり、全身のだるさや気分の落ち込みにもつながります。
3. 睡眠の質の低下 →リカバリー(回復)の低下
寝苦しい夜や冷房の影響で、熟睡できなかった方も多いでしょう。
浅い眠りは、体の回復を妨げるだけでなく、メンタルの安定に必要な「セロトニン」の働きにも影響します。
4. 季節の変化による気分の落ち込み →セロトニンの分泌低下
日が短くなり、気持ちが沈みやすいのも秋口の特徴です。
これは脳内のセロトニン分泌が減りやすいことと関係しており、夏の疲れが残っているとさらに影響が出やすくなります。
秋分の日は“リカバリーのタイミング” お彼岸は「区切り」「切り替え」の時期。
夏の疲れをリセットし、心と体を整えて秋を迎えるのにぴったりのタイミングです。
やすらぎの里でも大切にしている「リカバリー(回復)」の考え方は、体をゆるめる 内臓を休める 脳を休ませる という流れを意識しています。
これを日常生活に少しずつ取り入れるだけでも、体が軽くなり、心が穏やかさを取り戻していきます。
今日からできるリカバリー習慣
ここからは、忙しい毎日の中でも無理なくできる「小さな工夫」を具体的にご紹介します。
1. 温かい飲み物で胃腸をいたわる
夏の間に冷えた胃腸を優しく温め直すことが、リカバリーの第一歩です。
まずやりたいのが、冷た過ぎるものを減らし、温かいものに変えていくこと。
この夏の暑さで、冷たいものがクセになっていませんか。
胃腸を温めることで、胃腸の血流が改善し、消化力が戻りやすくなります。
日中の汗をかくような暑いときは少しはOK。
できれば、冷たい飲み物は一日一杯までに抑えて、氷をたくさん入れた飲み物やアイスは控えましょう。
ポイント
夕食時は冷たい飲み物ではなく、まずはお味噌汁を飲む。
外食時は氷を抜いてもらうだけでも効果あり
2. 朝の散歩で自律神経を整える
秋分の日を過ぎると、朝の空気はぐっと涼しく澄んできます。
朝の光を浴びながら15分ほど歩くだけで、自律神経のバランスが整い、体内時計がリセットされます。
また、朝の太陽光は脳内のセロトニン分泌を促し、気分を明るくしてくれます。
50代から気になる更年期の不調や不眠の改善にもつながります。
ポイント
起床後1時間以内に外に出る 「早足」でなくてもOK。
風や鳥の声を感じながら歩くことが大事
3. 早寝で体内リズムをリセット
夏の夜は冷房や寝苦しさで睡眠の質が下がりがち。
秋はそのリズムを整えるチャンスです。
寝る1時間前からスマホやパソコンを手放し、照明を落として「夜のリラックスタイム」をつくりましょう。
寝室にはアロマを焚いたり、軽くストレッチをするのも効果的です。
ポイント
23時までに就寝を目標にする
夜のお風呂はぬるめのお湯で副交感神経を優位に
寝る前にスマホを見ないために、お風呂上りは本を読むのがおすすめ
4. 栄養で「幸せホルモン」を育てる
心を穏やかにするセロトニンは、必須アミノ酸「トリプトファン」から作られます。
体内では合成できないため、食事から摂ることが大切です。
おすすめは、納豆ご飯+味噌汁(豆腐、卵、お肉入り)+おやつにバナナ。
発酵食品とトリプトファンが同時に摂れて一石二鳥です。
間食は、アーモンドやカシューナッツ、ヨーグルトを常備しておくと安心です。
5. 腸内環境を整えて脳もリカバリー
腸内細菌が食物繊維や発酵食品を分解すると「短鎖脂肪酸」が作られます。
これが腸の粘膜を元気にし、脳へも良い影響を与えることがわかっています。
食物繊維を毎日摂るためにも「具沢山の味噌汁」がおすすめです。
根菜、きのこ、海藻をたっぷり入れれば、自然に食物繊維がしっかり摂れます。
普通のお味噌汁椀ではなく、どんぶりでたっぷり食べましょう。
つい食べ過ぎてしまうという方も、具沢山の味噌汁だったら、いくら食べても大丈夫。
どんどん食べて、腸内環境を整えましょう。
簡単ルール
食卓に「1日1回、発酵食品」 野菜は「小鉢より汁物でどっさり」が続けやすい
リカバリーで“軽やかな秋”を
秋分の日は、ただの祝日ではなく、私たちにとって「整える」ための節目の一日です。
夏に酷使した心と体を回復させることで、秋の暮らしはぐっと軽やかになります。
やすらぎの里でも、断食や養生食、ヨガや瞑想を通して“心身のリカバリー”をお手伝いしています。
自分ひとりでは続けにくい習慣も、自然の中で専門スタッフと一緒なら安心。
「夏疲れを手放して、本来の自分を取り戻す」 そんな時間を過ごしてみませんか?
10月25日まで、夏の疲れをリセット!キャンペーンを開催中です!
養生食や温泉、特別トリートメントを通して、心も体も軽くなるプログラムをご用意しています。
初心者の方も大丈夫。
経験豊富なスタッフが状態に合わせて伴走します。
体調に不安がある方は気軽にご相談ください。
資料ダウンロード・空室確認
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