伊豆高原の朝は、鳥たちの賑やかなさえずりで始まります。
彼らを見ていると、必要な時にだけ食べ、余計なものは溜め込まない潔さを感じます。だからこそ、あんなに軽やかに大空を飛べるのかもしれませんね。
さて、突然ですが、みなさんに質問です。
「最後にお腹がグ~ッと鳴ったのは、いつですか?」
「えっと…いつだったかしら」
「そういえば、最近聞いていないかも」
そんなふうに思われた方も多いのではないでしょうか。
子供の頃は、遊び回ってお腹がペコペコになり、夕飯が待ちきれない!という感覚が日常にありましたよね。
でも、大人になるとどうでしょう。
時間は規則正しく過ぎていき、「お昼だから」「なんとなく口寂しいから」と、お腹が空く前に食べてしまうことが習慣になっていませんか?
実は、「空腹=辛いもの、我慢するもの」というのは、私たちの単なる思い込みかもしれません。
本当の空腹は、体にとっても心にとっても、実は最高のプレゼントなんです。
今日は、その思い込みを手放して、「空腹って、なんだか気持ちいい!」と思えるようになるお話です。
これを読み終わる頃には、次にお腹が鳴るのが少し楽しみになっているはずですよ。
ちなみに…
「空腹を楽しむなんて、私にできるかしら?」
「まずは自宅で、少しだけ胃腸を休めてみたい」
という方のために、無理なくできる「断食体験レシピ集」をLINEにて無料プレゼントしております。
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空腹が「気持ちいい」と感じる不思議な体験
やすらぎの里で断食(ファスティング)体験をされたゲストの方々。
滞在中に一番よく言われる、そして最も驚かれる感想がこれです。
「先生、意外にお腹が空かないものですね。むしろ頭がスッキリして気持ちいいです」
来る前は、みなさん不安な顔をされています。
「お腹が空いて倒れちゃうんじゃないか」
「イライラして周りに当たっちゃったらどうしよう」
でも、いざ始まってみるとどうでしょう。
1日、2日と経つにつれて、表情がどんどん穏やかに、そして晴れやかになっていくんです。
特に、40代、50代と年齢を重ねた方ほど、この「心地よさ」を強く感じられる傾向があります。
それはなぜかというと、長年働き詰めだった内臓がようやく休息を得て、「ああ、やっと休める」と喜んでいるからかもしれません。
空腹は、決して「欠乏」している状態ではありません。
体が本来の機能を取り戻し、生命力が満ちてくる「充実」の時間なのです。
空腹が気持ちいいのは「ニセの食欲」が消えるから
そもそも、普段私たちが感じている「お腹すいた」は、本物なのでしょうか?
ここで少し、ご自身の食生活を振り返ってみてください。
- お昼の12時になったからランチに行く
- 仕事の合間に、なんとなくチョコレートをつまむ
- 夕飯の残り物を「もったいないから」と片付ける
これらは全て、胃袋からのリクエストではなく、脳や習慣が作り出した「ニセの食欲(エモーショナル・イーティング)」です。
胃の中にはまだ前の食事が残っているのに、次から次へと食べ物が運ばれてくる。
これでは胃腸は24時間営業のブラック企業状態で、休む暇がありません。
常に体が重く、なんとなくダルいのは、この「食べ過ぎ」が原因であることが多いのです。
この「なんとなく食べる」を勇気を出して止めてみる。
すると、ニセの食欲という霧が晴れて、体の中から本当の声が聞こえてきます。
その時に感じる透明感のある感覚こそが、「空腹が気持ちいい」の正体なんです。
空腹が気持ちいい理由!お腹が鳴ると体で何が起きる?
では、具体的にお腹が「グ~ッ」と鳴った時、私たちの体の中では何が起きているのでしょうか。
実は、ただお腹が減っているだけではなく、まるで魔法のような「修復作業」が行われているんです。
このメカニズムを知ると、お腹が鳴る音が「若返りのファンファーレ」に聞こえてくるかもしれませんよ。
1. 掃除ホルモン「モチリン」で腸内洗浄
空腹になってしばらくすると、消化管ホルモンの一種である「モチリン」が分泌されます。
このホルモンが出ると、胃や腸は強く収縮し、残っている食べカスや古い粘膜をグイグイと出口へ押し出そうとします。
あのお腹の音は、「お腹減ったよ〜」という悲鳴ではなく、「今、中を大掃除していますよ!ピカピカにしていますよ!」という、働き者の掃除機の音なんです。
この時間がしっかりあることで、腸内環境が整い、便秘解消や肌荒れの改善につながります。
2. 奇跡のスイッチ「オートファジー」がオンに
さらに空腹時間が16時間ほど続くと、「オートファジー」という機能が働き始めます。
これは、細胞が自分自身の古くなったタンパク質を分解し、新しいタンパク質にリサイクルする仕組みのこと。
つまり、細胞が内側から新しく生まれ変わるのです。
オートファジーが活性化することで、老化の抑制や、病気の予防にもつながると言われています。
空腹は、最高のアンチエイジングなんですね。
3. 若返りホルモン「成長ホルモン」の分泌
お腹が満たされている時よりも、空腹時の方が「成長ホルモン」の分泌が盛んになることが分かっています。
成長ホルモンは、子供の成長だけでなく、大人にとっても脂肪の燃焼や肌の代謝に欠かせない「若返りホルモン」。
空腹の時間を作ることは、高い美容液を塗るのと同じくらい、いやそれ以上の美容効果があると言えるかもしれません。
空腹が気持ちいいと感じるための練習法
「頭では分かったけれど、やっぱりお腹が空くのは怖い…」
そんな方のために、日常生活の中で無理なく「気持ちいい空腹」を楽しむためのステップをご紹介します。
ステップ1:お腹が鳴るまで待ってみる
まずは次の食事の時、「時間だから」と食べるのではなく、「お腹が鳴ったかな?」と自分に問いかけてみてください。
もし鳴っていなければ、食事を少し遅らせたり、量を半分にしてみたりしましょう。
「グ~ッ」と鳴ったら、「おっ、掃除が始まったな。よし、ご褒美に食べよう!」と美味しくいただく。
これだけで、食事のありがたみも倍増します。
ステップ2:空腹を感じたら「お白湯」を一杯
空腹を感じてソワソワしてきたら、温かいお白湯(さゆ)をゆっくり飲んでみてください。
胃が温まることで不思議と落ち着き、「あ、これくらいの空腹なら平気かも」と思えるようになります。
空腹時の水分補給は、デトックス効果をさらに高めてくれますよ。
ステップ3:プチ断食を取り入れてみる
慣れてきたら、週末の朝食だけ抜いてみる「半日断食」や、夕食を早めに済ませて翌日の朝まで時間を空ける「16時間断食」にトライしてみるのも良いでしょう。
体が軽くなる感覚を一度味わえば、もう「空腹は敵」ではなく「味方」になっているはずです。
まとめ:「食べない幸せ」を知る自分へ
私たちは、「美味しいものを食べる幸せ」をたくさん知っています。
でも、それと同じくらい、あるいはそれ以上に「食べないことによる空腹の気持ちよさ」があることを知ると、人生はもっと豊かで自由になります。
「お腹が空いたな。体がきれいになっているな」
そう思えるようになれば、無理なダイエットで苦しむことも、リバウンドにおびえることもありません。
余分な脂肪を溜め込むこともなく、スッキリした体と、穏やかな心が手に入ります。
やすらぎの里での滞在は、この感覚を「頭」で理解するだけでなく、「体」で実感していただくための時間です。
「確かにそうだった!」という実感を伴った経験は、脳内の「空腹=辛い」という刷り込みを、優しく書き換えてくれます。
あなたも、「空腹って、意外と気持ちいい!」
笑顔でそう言える自分になってみませんか。
その「気持ちよさ」、まずは自然の中で体験してみませんか?

















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