ご主人との関係やお金のトラブル、
日常のあらゆる出来事が重なり、心も体も限界に近づいていた M さん(59歳)。
「このままではつぶれてしまう…」
そんな思いで、やすらぎの里を訪れました。
到着当日の面談で見えた“ほぐれ”
面談室に入ってきたとき、Mさんの表情には深い疲れがにじんでいました。
お話を伺っているうちに、胸の奥に抱えていた苦しみがぽつりぽつりと溢れ出し、
気づけば、長い時間、話し込んでいました。
面談後、少しほっとした表情で
「来てよかったです…。」と安堵の声をもらされました。
これまで背負ってきた“役割”
滞在が進むにつれ、M さんは自分のこれまでの生き方を見つめ直していました。
「夫が失敗しそうになると、いつも私が後始末をして助けてきました。
それが、あの人の無責任を長引かせていたと気づいたんです」
長年、彼女は“お母さん役”として家庭を支えてきたそうです。
相手のためにと思っていた行動が、結果的には自分も相手も苦しめていた…。
そのことに気づいたとき、彼女の表情は驚くほど穏やかになりました。
「今ここで突き放すことも、彼のためになるんですね」
そう語ったときの、吹っ切れたような表情が忘れられません。
「自分をいたわる」という選択
家族の問題は、心が激しく揺れるものです。
頭では分かっていても、簡単に切り替えられるものではありません。
そんなときは、日常から離れることで、心理的な距離も取れるようになります。
M さんは、帰りの面談でこう言ってくれました。
「また大変になったら、自分だけで抱え込み過ぎず、ここに駆け込みますね!」
吹っ切れたような笑顔で、そう話してくれました。
“やすらぎ”を取り戻した7日間
やすらぎの里で過ごした一週間の間に、
M さんの表情は見違えるほど柔らかくなりました。
自分を追い込み続ける日々から、
“自分の人生を大切にする”という方向へ。
小さな一歩のようでいて、大きな変化です。
これから先も、まだ山も谷もあるでしょう。
身近な人との人間関係の悩みは、感情が深く結びついている分、
その場で切り替えようとしてもなかなかできないものです。
だからこそ、いったん日常から距離を取り、
自分だけの時間に戻ることがとても大切です。
静かな場所で呼吸が整ってくると、
自分の気持ちがどこに向いているのか、
何に疲れ、何を手放したいのかが自然と見えてきます。
Mさんがここで少し軽くなれたように、
誰にとっても「自分をいたわる時間」は、心を守る大事な避難場所です。
またつらくなりそうなときは、どうか無理をし過ぎる前に。
やすらぎの里が、いつでも立ち戻れる
“心の中の休息地”であり続けたいと思っています。
資料ダウンロード・空室確認
やすらぎの里3館の詳細やプログラム内容は、資料ダウンロードか空室確認・予約ページからどうぞ。

















最近のコメント