はじめに

「断食は順調だったのに、回復食でふらつきや体調不良が…」
そんな経験や心配はありませんか？

断食は、短期間で体の中をきれいにリセットできる健康法。
でも、回復食のとり方を間違えると、ふらつきや胃の痛み、頭痛、だるさなどの不調が出ることもあります。

特に、低血糖や消化器の負担が原因になるケースが多いのです。

この記事では――

・回復食で起こりやすい低血糖や不調の原因
・ふらつきや胃の痛みを防ぐコツ
・実際のQ&Aや体験談

これらを交えて、初心者の方はもちろん、過去に回復食で失敗した方にもわかりやすく、やさしく解説していきます。
「断食後の食事も安心して楽しめる」そんなヒントをお届けします。

回復食で起こりやすい“ふらつき”の正体

断食を終えて、いよいよ食事を再開、そんなときに、

・「なんだかフラフラする」
・「冷や汗が出て手足が冷たくなる」
・「急に元気が出ない」

といった体調不良を感じる方が稀にいます。
この原因の多くは、低血糖です。

断食期間中は、体が糖質の少ない状態に慣れているため、急に食事をとることで血糖値が乱高下しやすくなります。
このような急激な変動が、自律神経やエネルギーのバランスを崩し、ふらつきやだるさを引き起こすのです。

やすらぎの里では断食中でも、季節野菜を使ったすり流しのお味噌汁やスムージーで必要なビタミン・ミネラルを補給したり、生姜湯を飲むことで血糖値を安定させる工夫をしています。

でも実は、回復食の時期こそ血糖値コントロールが大切なんです。
回復食のとり方次第で、その後の体調の安定度が大きく変わります。

どうして回復食で低血糖が起きるの？

断食を行うと、普段の食生活で乱れがちなインスリン抵抗性（＝インスリンが効きにくい状態）が改善されます。
これは体にとって良い変化なのですが、回復食のタイミングでは少し注意が必要です。

断食後の体は、筋肉や肝臓に蓄えられていた糖（グリコーゲン）がほとんど空っぽの状態。
そこに回復食で糖質が入ってくると、細胞が「待ってました！」とばかりに一気に糖を取り込みます。

このとき、血液中の糖が急激に減ってしまい、血糖値が下がりやすくなるのです。

その結果、次のような低血糖のサインが出やすくなります。

・フラフラする
・冷や汗が出る
・だるい・元気が出ない
・不安感やイライラ

これらの症状は、体が「エネルギーが足りないよ！」と訴えているサイン。
放っておくとつらさが長引くこともあるため、早めの対処が大切です。

低血糖・不調の予防と対策

断食後の回復食の時期は、まだ体が新しいエネルギーの使い方に慣れていないため、低血糖や体調不良が起こりやすくなります。

予防・対策のポイント

・生姜湯をゆっくりこまめに飲む
生姜の温め効果と自然な糖分で血糖値をやさしく安定させます。断食中から続けるのがおすすめです。

・梅湯でミネラルや塩分を補給
梅のクエン酸や塩分がエネルギー代謝を助け、疲れやだるさを軽減してくれます。

また「胃が痛い」という場合も、低血糖が関係しているかもしれません。
低血糖になると体はアドレナリンを分泌し、交感神経が優位になります。

その結果、イライラしやすくなったり、胃酸の分泌が増えて胃に負担をかけてしまうことがあるのです。

そんなときは、生姜湯や梅湯で血糖値を整えつつ、温泉・ストレッチ・深呼吸などでリラックス時間をしっかり取りましょう。
心と体の緊張がゆるむと、消化器も落ち着き、体調は回復しやすくなります。

断食＝血糖値コントロールの練習期間

断食は、ただ食事を控えるだけではなく、「血糖値をコントロールする練習期間」でもあります。
準備食・断食・回復食、どのタイミングも、血糖値の急な上がり下がりを防ぐ意識がとても大切です。

「前に回復食で失敗してしまった」
「不調が出るのが怖い」
そんな方も、焦らず、もう一度チャレンジしてみませんか？

やすらぎの里では、断食の専門家がお一人おひとりの体調や不安に寄り添ったサポートを行っています。
食事内容や生活リズム、体調の変化に合わせて、安心して進められるようお手伝いします。

初めての方も、何か気になることや不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
「自分に合ったやさしい断食」を、私たちと一緒に見つけていきましょう。

体験者の声

「スタッフさんのアドバイスに感謝」（40代女性）
断食中は大丈夫だったのに、断食明けの回復食を食べた後に、ちょっとフラフラしてしまいました。スタッフさんがそんなわたしに気づいてくれて「大丈夫ですか？生姜湯をゆっくりゆっくり飲んで、横になってみてください。」と。言われた通りにすると、30分くらいで元の状態に戻りました。スタッフさんのアドバイスがあったおかげで、慌てずにいられました。

「少しずつ戻す大切さを実感」（50代男性）
自己流で断食したことがあるのですが、その時は回復食をすっ飛ばし、断食明けになんとラーメンを食べてしまいました。食後すぐ胃痛が出て、1日苦しんだ記憶があります。この時自分の体が普段よりずっと敏感になっていることを実感しました。
やすらぎの里ではきちんと回復食が出されるので、まったく体調不良にならず終えられました。温泉とストレッチでリラックスできていたのも良かったと思います。

「こんなに楽ちんな断食ってないです」（30代女性）
自宅で酵素ジュースを使ったファスティングをしたことがあります。その時は回復食がめんどくさくて、すぐ普通の食事に戻してしまいました。なのに、腹痛でトイレから出られない事態に…。やすらぎの里で断食をすれば、回復食から普通食に戻すところまで、全部プログラムに入っているので本当にありがたいです。自分じゃこんなに丁寧な断食はできません。

Q&A｜回復食と不調に関するよくある質問

Q. 回復食でふらつきやだるさを感じたら、どうすればいい？
A. まずは無理せず休むことが第一です。生姜湯や梅湯をゆっくり飲んで、血糖値をゆるやかに上げてあげましょう。
それでも改善しない場合は、おかゆや具なし味噌汁など、消化にやさしいものを少量とり、体調を見ながらゆっくり過ごしてください。

Q. 胃が痛くなった場合の対策は？
A. 胃の痛みは、自律神経の乱れが原因になっていることが多いです。
すこしぬるめの湯船に使ったり・ストレッチ・深呼吸などでリラックスすると、交感神経が落ち着き、胃痛の原因になる胃酸の分泌がおさまりやすくなります。

Q. 回復食はどれくらいの期間続ければいい？
A. 断食の日数にもよりますが、最低でも1〜2日間は回復食の期間を設けたほうがいいです。
突然元の食事に戻すと、胃腸に大きな負担がかかるため、胃痛や下痢を起こしやすくなります。
体調と相談しながら少しずつ戻すようにして下さい。

Q. どんな人が回復食で不調になりやすい？
A. 低血糖や血糖値の乱高下が起きやすい方、もともと血糖値コントロールが苦手な方は要注意です。
また、ストレスが多い方や睡眠不足が続いている方も、自律神経が乱れやすく不調につながりやすいので、より慎重に進めましょう。

まとめ

(やすらぎの里の回復食)

断食の効果を高めるには断食期間だけでなく、回復食がとても大切。
血糖値を安定させる飲み物の工夫や、胃腸にやさしい食事の順番、そして十分な休息。
これらの掛け算が上手く行くと、体調不良にならず、体と頭がスッキリした感覚を得ることができます。

「前に回復食でうまくいかなかった」という方も、今回ご紹介したポイントをおさえて、ぜひもう一度チャレンジしてみませんか？

やすらぎの里では、お一人おひとりの体調や不安に寄り添いながら、安心して取り組める断食と回復食をサポートしています。

日常から離れて、心と体をととのえる。

やすらぎの里の詳しい資料は、
こちらでダウンロードできます ↓